ドラム上達方法/ミニマリスト/趣味の話

ミュージシャンに必要な「直観力」とは?

 
  2019/01/23
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ドラム歴25年。都内でドラムレッスンやってます。レッスンを受けていただくと、初日でドラムが叩けるようになります。ミニマリストでもあります。
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今回は半分書評・半分音楽のお話です。

最近タイトルに魅かれてこの本(「直観力」メンタリストDaiGo・著)を読んだのですが。本文中に「ギタリストが良い音をだせるのはこれまでの経験の積み重ねで」という一節があり、「ミュージシャンと直観の関係について」ここで書いてみても面白そうだなと思ったので書きます。

これは私の主観ですが、ミュージシャンにも「感覚派」と「思考派」がいるような気がしていて。私はおそらく後者の「思考派」なのですが、もちろん「直観」がないと音楽はできないし、上手く使えれば自分の演奏のレベルもあがります。

なので今回は「思考派」の方に向けて、上手く「直観」を利用できるような手助けになればいいかなと。では本題に参りましょう。

直観が必要な時はどんな時?

まず話の焦点を絞るために今回はドラマーに限定して話を進めていきますが、直観が必要な時はざっとあげてこんな状況ではないでしょうか。

①ジャムセッションをするとき

②リハーサル・ライブをするとき(コピー・オリジナル問わず)

③バンドメンバーを探すとき

④作曲・アレンジするとき

そして、それぞれ「直観」にまつわる困りごとというのはこんな感じかと

①ジャムセッションをするとき

→気の利いたフィルがとっさにでてこない

②リハーサル・ライブをするとき(コピー・オリジナル問わず)

→今自分がどこを叩いているのか見失った

③バンドメンバーを探すとき

→この人とバンドを組んで大丈夫なのだろうか…と不安になる

④作曲・アレンジするとき

→リフとサビは思いついたのに、Aメロが誰かのパクリみたいになる…

という具合で意外と音楽活動をするうえでも「直観」に頼っている部分はありそうです。なので以下では本の引用を混ぜつつ、考えていきたいと思います。

直観とはなにか?

まず直感とはなにか?ですが、この本では以下の様な説明がされています

積み重ねた知識や経験、記憶のデータベースから引き出された答えのこと

これを踏まえて私がおススメしたいのは、「いろんなアーティストの曲をコピーしまくる」という練習法。これはスタジオミュージシャンに必須のこととも言えますが、どうしても自分の好きな曲ばかり練習しがちなので。

そうすると不思議と曲中でどこを叩いているのか見失ったときも、なんとなく「あ、この小節で次の展開にいくな」とわかったりするので。人間は不思議ですね。

直観を働かせやすくするためには?

次に直観を働かせやすくするにはどうしたらいいか?ということ。この本ではこう書いてあります。

脳にストレスがかからないフラットな状態

これは、以前にも書きましたが、いつも使っているリハーサルスタジオのいつものドラムセットで、いつもの普段着という、一番慣れている状況を、場所が変わってもどうやって再現していくか?ということでしょうか。

 

脳にメリハリをつける

そしてもうひとつ、直観を働かせやすくする方法です。練習でも作曲でも「煮詰まる」ことはつきもの。そんな時どうするか?ですが、この本によれば

思考を一度止める

ということです。夜だったら思い切って早く寝てしまうのがベストですが(ようは朝の方が脳的にはクリエイティブな作業に向いている)、喫煙率の高いミュージシャン諸氏なら煙草を吸いに行くという行動も理に適ってますね。

専門バカにならない?

一つの分野での能力が伸びるとそれとは直接関係のない別の分野での能力も伸びてくる

これは「直観」や「創造力」といった脳の働きを活性化させるための方法として紹介されています。音楽を極めている人は絵が上手い人が多いというのは私の主観ではありますが。

そもそも音楽は「表現」活動であるので、音楽のみを追求するととてもつまらないものになるというパラドックスが起きてしまいます。

「ブジャデ」を感じる

「ブジャデ」とは「デジャブ」の反対の言葉。この本には、

いつも見ているのに、何度も経験しているのに、初めての様に新鮮に思える感覚

という説明がされています。要は人間は「慣れ」や「偏見」ということをして脳を省エネさせて生きています。

しかしこの「慣れ」というのは音楽にはやっかいなもので、創造力を低下させる元凶でもあります。

なのでいつものバンドメンバーの演奏も「初めて合わせる人」という気持ちで聴いてみると新しい発見があるかもしれません。

おわりに

というわけで、最初に挙げた4つの問題の直接的な解決になっていない部分もあると思いますが、まぁ詳しく知りたい方は買って読んでみてください。

この本は「直観は鍛えることができる」という希望的な論旨でありますので、常日頃から意識して行動したいのもです。

ではでは。

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