曲の終わりの「ドコドコドコ…ジャーン!」をやるときの5つの注意点とは?
2020/12/17

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目次
はじめに
今回はドラムのお話。
最近ここのブログに「かき回し」に関する検索ワードで来てくれることが多いので、テーマは「かき回しをやるときの5つの注意点」です。
まず始めに、「かき回し」というのはライブで曲の最後に、「ドコドコドコ…ジャーン!」とやって終わるあれです。
今回もこの動画を拝借します。
かき回しの概要については以前のかき回しについての過去記事に詳細は書きましたが、流れをざっと書くと…
- クラッシュシンバル+バスドラムで徐々に盛り上げる
- 太鼓類をドコドコ叩く
- 最後はタムとバスドラムのコンビネーションフレーズでしめる
この流れが一つの鉄板であるということです。
ただこの「かき回し」…ライブではうまくやると盛り上がりますが、何となくやると微妙になってしまったりするのです。
つまり、いくつか注意すべき点があると思うので今回は「かき回しの5個の注意点」と題して書いてみたいと思います。では本題に。
①最後がずれると「非常に」かっこ悪い

まずとにもかくにもこれに尽きます。
かき回しに関しての細かいことは、ライブの雰囲気が良ければお客さんはそこまで気がつきませんが、最後のズレはバレます笑。
私の経験だと一緒に長くやっていてるメンバーの方がぴったり合うというよりかは、そのバンドのフィーリングによるところが大きいかなと(つまり即席バンドでも合うときは合う)。
後は「ドラマーに合わせろ!」的な考えはやめた方が良く、バンドで合いにくかったら、最後の「ジャーン!」の手前でかなり大げさに間をためるのが安全策です。
②出来ないことは絶対しない
これも「かき回しの落とし穴」なんですけど。
要はテンポがフリーなので、「何をやってもいい→何でも出来そう」みたいな錯覚に陥ります。
なので、例えば普段できない32分音符の早打ちをやろうとしてスティックがもつれるとカッコ悪いです。
そうなると自分のテンションもちょっと落ちます。自分が余裕を持ってできることのみやった方が無難です。
③シンバルを適度に絡める

②の続きの話でもありますが、「かき回し」のポイントは、やたら細かい音符で敷き詰めるより派手に見せることが大事です。
なので、太鼓類ばかり一生懸命叩いていると、基本的に太鼓は音が短くて音程が低い楽器なので全体の印象が地味になります。
つまり、逆に考えると「音が長くてキラキラした音」であるクラッシュシンバルを合間合間に入れることが重要なわけです。
④かき回しの長さに注意
これも気をつけたいところで、「かき回し」をつい頑張りすぎて長くやってしまうんですが、毎曲これではくどいです。
アンコールの最後の曲とかはやりたい放題ではありですが、逆にやらない方が終わりが締まることもあるし、短めにした方がいいこともあります。
⑤かき回しも「曲の一部」なのでバランスを考えてみる

④の内容にかぶりますが、他のギター、ベース、キーボードも「かき回し」をしているので、全員が好き勝手に早弾きするのもアリなんですけど、ぐちゃぐちゃになる場合もあります笑
その辺はドラマー、もしくはボーカルあたりが全体の音数のバランスを考えて、あまりにもぐちゃぐちゃだったらメンバーにフィードバックしてあげるといいかなと思います。
おわりに
というわけで今回は「かき回し」について書いてみましたが、やっぱりかき回しって「やっている側」と「聴いている側」の印象が違いやすいというか、要は「そんなに難しいことはせずに派手に!」というのが大事かなと。
あとは楽しそうにやることですね笑。ではでは。