独学で習得できる「カラオケでのビブラートの出し方」とは?

はじめに
今回はカラオケのお話。テーマは「ビブラート 」です。
これまでも他の人とカラオケに行くと「どうやってビブラートできるようになったの?」とたまに聞かれてました。
確かにこれは気づいたら出来る様になったわけではなく、意図して身につけたものです。
私も20代の頃は歌が全く歌えずからのスタートだったので、このビブラートが正しいのか間違ってるのかは未だに分かりません。
でもどうにかカラオケで使えるレベルにはなれたという事です。
どうやって身につけたのかは後で書きますが、発想としては「ドラムのときにしていた事」なんですね。
つまり自分のドラムのフォームを直していく過程で「身体をどう使えばどういう演奏ができるのか?」を考え続けた経験を歌に使ってみたと、いうことです。
前置き長くなりましたが今回は、カラオケでビブラートが使いたい人に何かのお役に立て場と思います。
ちなみに、この方法が果たして生の爆音のロックバンドで通用するかはわかりません。
あくまでカラオケレベル(ちょつと頑張れば弾き語りくらいかな?)なので悪しからず。では本題に。
まずはインチキ発声から
ビブラートは音を伸ばす時に声を震わせるものです。なのでまずは声を震わせない事には始まりません。
そこでまずはインチキでもいいので声を震わせる練習をしてみます。この時は歌になってなくても大丈夫です。
「あー」とか「うー」とかでも大丈夫です。
そして身体のどこを使うか?というと喉です。
歌は基本腹から歌うので喉声はダメなんですけど、いきなり腹を使うビブラートを自力でやるのは難しいでしょう。
一方で喉を震わせるのは割と簡単なので、間違っててもいいのでまずは喉で声を震わせてみましょう。
バラードで練習してみる
ある程度、喉で震わせる事が出来たら次は曲に合わせていきます。
この時にテンポの速い曲はダメです。まずはゆっくりなバラードからがいいです。
なぜなら速い曲でビブラートをかけるには、ビブラートの直前にしっかりと息を吸って吐かないとかからないからです。
なのでまずは自分の無理のない高さで歌えるバラードを一つ選んで、ビブラート をかけやすいところからかけていく練習がオススメです。
喉から腹にうつす
これがある程度できたら、じゃあ次は速い曲で!となる前にまだやる事はあります。
次はビブラートを「喉から腹に移す」事です。つまりいままで喉でやってきた事を腹でやるという作業です。
もちろん最初は難しいですが、多分ここまでたどり着いた人は身体を震わせて声を出すということはなれてきていると思うので、後は地道な練習ですね。
どこにどれだけ、かけるか?
そして「満を辞して速い曲に!」…の前にもう一つ。
それはビブラートを「どこにどれだけかけるか?」ということ。
例えば曲によっては音の切れ目全部にかけると、くどくなったりもします。
更に長く伸ばす音は「最初はかけずに、何拍目からかけたほうがいいな…」などいうように考えてみる事ですね。
考えだすとキリがないんですけど、考えた方がいい事なんです。
そしてようやく速い曲に挑戦
そしてこの辺の段階まできたら、ようやく速い曲に挑戦してみましょう。
最初はビブラート をかけようとすると息が抜けていってしまいうまくかからないと思います。
たださっきも言ったように無理して歌の全箇所にかけなくても、できそうな部分からで大丈夫です。
やっぱり「速い曲かつ音が短いところ」にビブラート をかけるのが難しいので、「音が長いところ」にかけるところから始めるといいでしょう。
おわりに
というわけで、今回はビブラート を独学で習得する方法をご紹介しました。
このブログはドラムブログでもあるので、ドラマーの方にもお話ししますと、ボーカルとドラムは、性質上近いものがあります。
ビブラート をかけるときに「どこに」「どれだけ」と考えることはドラムを叩く上でもとても役にたちます。
なので、個人練習のドラムセッティングの時にでもお遊びでちょっと練習してみるといいと思います。
よければご参考までに。ではでは。