King Gnuの「Teenager Forever」のドラムを簡単にコピーする方法をご紹介

はじめに
今回は「ドラム初心者がコピーするときのコツ」を具体例を交えて書いていきたいと思います。
もちろん初心者用のドラムのコピー曲というのはあります。
ただやっぱり自分の好きな曲をコピーした方がモチベーションは比べ物にならないのも事実。
とはいえ、実際に曲を聴いて見ると「どうやって叩いてるの?「こんなの無理だ…とあきらめてしまうことも。
でも後でまた書きますが、「そっくりそのまま叩ける様になる必要はない」ということ。
つまり今の自分のレベルに合わせて曲に何となく合わせられる様になる事であればコピー出来るんです。
ただ簡単にしすぎると原曲の雰囲気からは遠ざかっていきますが、それでも「自分の好きな曲が叩けた」という達成感は得られます。
なので、今回はそんなお話を実例を交えて書いていきます。
今回の曲
今回ご紹介する曲はKing Gnu(キングヌー)の「Teenager Forever」
恥ずかしながらKing Gnuをちゃんと聴いたことがなかったのですが、生徒さんに教えてもらいました。
この曲のドラムはいわゆる「シャッフル」とう跳ねる感じのリズムがもとになってます。
なおかつテンポも速く細かいフレーズも散りばめられているので、完璧にコピーしようとすると大変な曲だと思います。
初心者であればまずフレーズを真似するのが大変だし。
中級者以降であってもこのリズムの突っ込んだ感じ(つまりPVで表現されている駆け抜ける様な感じ)を出すのが大変かと。
完コピは目指さない
というわけなので、まずは完全にコピーする事はワキにおきます。
その上でこの曲のリズムを徹底的に簡単に削ぎ落とします。そしてここからちょっとマニアックな話をします。
この曲に関しては削ぎ落としのポイントはどこか?というと「シャッフルのリズムを無くす」という事。
つまり普通のエイトビートに直してしまいます。ついでにフィルインも6練符のフレーズは全カットします。
これだけでかなりコピーしやすくなります。
ただし最初のAメロに出てくる「ツービート」のリズムは残します(ここまで変えると雰囲気が無くなるので)
もうひとつ、サビの「Teenager〜」の歌詞に合わせて叩く「表打ちのリズム」も残します。
ツービートといえどもバスドラムをたくさん踏まなければ難易度的にはエイトビートと変わらないので大丈夫たったりするんです。
最初はゆっくりのテンポで
こんな感じで原曲の雰囲気をギリギリ残すまで簡単に削ぎ落としたら後は練習あるのみです。
その時も最初はゆっくりが基本です。
YouTubeがスタジオで聴ける環境にある人は遅いスピードで流してみて下さい。
ギターや鍵盤を弾いてくれる人がいたら、ゆっくりなテンポで弾いてもらうのがベストなんですが。
ゆっくりのテンポで叩ける様になると、手順が脳にインストールされるので多少テンポを速くしても追いつけます。
いきなりテンポを速くするとそもそも手順が覚えられないので、叩ける様になるまでに時間がかかるのです。
おわりに
というわけで今回はこちらの曲を題材に、コピーのコツをお伝えしました。
本当は動画で実演したかったんですけど…(文章だけだとちょっとイメージしにくい)
なのでもう一度まとめるとこの曲をコピーしたいときはこんな感じにしていきます。
- シャッフルのフレーズを全てカットする
- Aメロのツービートのリズムは残す、表打ちのリズムも残す
- 後はエイトビートにする
こんな感じで「ぎりぎり原曲の雰囲気を残しつつ」「極限まで簡単にする」ということです。
更に補足すると、「自分が好きな曲」だけでなくて「ドラム初心者に適しているコピー曲」も割り切って練習するといいですね。
つまり両方並行してやるといいんですね。
よければご参考までに。ではでは。