ドラム上達方法/ミニマリスト/趣味の話

言語が演奏をつくる?①~サピアウォーフ仮説について~

 
  2019/01/23
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ドラム歴25年。都内でドラムレッスンやってます。レッスンを受けていただくと、初日でドラムが叩けるようになります。ミニマリストでもあります。
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今回はドラムの概論的なお話です。しかも学術的な根拠の裏は一切とっていない、言ってみれば完全に私の妄想に近い話であるということを最初にお断りしておきます。

というわけで、ことの始まりは先月のリズム&ドラムマガジン8月号に興味深いトピックがあったのでここでもシェアしたいと思います。ということです。

目玉の記事として…ポップスからジャズまでドラムが鳴るオールジャンルをこなす日本のスタジオ系ドラマーの最高峰、山木秀夫氏とジョジョメイヤー氏との対談がありました。その中で山木氏は、

「筋肉ムキムキの外国人ドラマーの奏法はそのまま日本人には使えない。」

と述べられております。山木氏は私の一番のフェイバリット・ドラマーであり、そのドラミングは日本人離れしている骨太なものであり、そんな山木氏がこのような発言をしていることは我々日本人にも、勇気のようなものがもらえるなと。

では私達日本人は外国から伝来したこのドラムという楽器を演奏するということと、どう付き合っていけばいいのでしょうか?というのが今回のテーマです。

昔からよく言われる「日本人っぽいドラム」って、「正確だがダイナミズムがない」とか、「音が軽い」とか…というどちらかといえばマイナスのイメージを含んでいることが多いかと思います。

 

そしてその原因としては西洋人と私達東洋人の体格の違いだとか骨格の違いだとか言われていたりもします。

それは確かにそうかもしれません。それはそうだとしたら、私達はハードな筋トレをして外人の様に筋骨隆々になるべきか?という問題になりますが、以前のこの記事で書いたように…

ドラムを上達するという目的としてはハードなウェイトトレーニングは力む癖がつくので不適なのではないかと思うのです。

じゃあ我々東洋人の目覚すところのドラムはどこにあるか?ということなのですが、そのヒントは「サピアウォーフ仮説」という学説にあるのではないかと思います。

 

このサピアウォーフ仮説というのは、言語学や心理学の分野のなどの分野のお話でして、「物事に対する認知は使う言語によってかわってくる」というものです。

有名な例えでいえば、雪が日常である寒い地域に暮らすイヌイットの言葉には雪を表す単語が数十種類あるらしいです。こればイヌイットがいかに雪に対して多彩な感性を持っているかということが、その言語の中に現れているということです。

で、これが今回のテーマと何の関係があるかというと、ここからは完全に私の妄想としてお付き合いいただきたいのですが、先ほどの「日本人的なリズムの要因」の一つは言語にあるのではないかと私は思います。

サピアウォーフ仮説では言葉そのもののことについて言及されていますが、演奏という活動はどちらかというとフィジカルな要素が大きいと思うので、日本語特有の発音の抑揚のなさが、英語がネイティヴの外人、特に西洋人と比べると、ロックを演奏するにはそのまま適応させるのが難しいのではないかと思ったりします。

とうわけで次回はこのことについてもう少し詳しく書いていきます。

ではでは。

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