ライブなどのステージで緊張しない方法とは?

はじめに
今回は楽器全般のお話。テーマは「ステージ本番での緊張」について書いていきます。
今はコロナでステージに立つ人も少ないかと思いますが、「緊張と付き合う方法」はここ一番の大事なスタジオリハーサルの時とかにも役に立つお話かと思います。
特に今回は「ステージとか大事な場面で緊張しやすくてお悩みの方」にご参考になればと。
では本題に。
結論→緊張を上手く利用する
まず結論としては「緊張を無くそうとしない方がいい」という事。言い換えれば「緊張を上手く利用する」という事ですね。
つまり、誰も見てない自宅で楽器を演奏してても緊張はしてるんですね。
例えば朝起きたばっかりの時に楽器を本気で演奏しようとしても上手くできないという経験をしたことってあると思うんですけど。
完全にリラックスしているときには楽器は上手く演奏できないということ。
この辺の細かい事を以下で書いていきます。
楽器は集中しないと弾けない
人間には自律神経というものが備わってます。
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の切り替えスイッチみたいなものです。
交感神経は「戦闘モード」で副交感神経は「リラックスモード」
楽器を弾くという事は「色んな事を一度にこなす」というとても高度な事をやっているわけなので、集中しないとミスります。
そんな時に完全にリラックスは基本無理なんですね。
良い緊張と悪い緊張
でも緊張すると、「身体がこわばるし変な汗かくし…」という方もいるかと思います。
なのでポイントとしては緊張を「良い緊張」と「悪い緊張」に自分の中で分類することです。
そして「悪い緊張」が起こる原因は「思考」です。
つまり「ミスったらどうしよう」とか「自分の演奏ってどう思われてるのかな…」とか、言葉で考えてしまうと、それが頭の中でドンドン増幅していきます。
そうなると身体の反応として「強張りや手汗、動悸」などが「悪い緊張」として起きてくるわけなんです。
良い緊張を習慣化する
というわけなので「実際どうしていけばいいか?」という事ですね。
まずポイントとしてはネガティブな思考は考えない事。つまりいい意味での「見切り発車的な気持ち」になる事ですね。
ただこれだけだと難しいので普段から「いい緊張のクセ」をつけておく事ですね。
例えばスタジオでのリハーサルをする時とかにも「ミスったらどうしよう」とか考えずに、ただ純粋に演奏に集中してみるとか。
そして「良い緊張」を常にする事。この緊張は「演奏モードにスイッチを入れる」というと分かりやすいでしょうか。
瞑想を使う
この「演奏」モードになる事って「瞑想」に近いんですね。
つまり瞑想って寝ているわけではないので「集中はしているけど変な緊張はしていない」まさに今回書いたような状態に近いです。
そして瞑想をすると集中力が高まると言いますが、この状態こそが集中している状態なのではないかと言えますね。
おわりに
というわけで今回は緊張のお話でした。
とはいえこれは頭だけで考えても上手くいきません。なぜなら身体の感覚にもよるのなので。
だから実際に体験して身につけていく物なのかなとも思います。
よければご参考までに。ではでは。