X JAPANの様な速いメタルビートを叩くコツとは?

はじめに
今回もドラムのお話。
テーマは「X JAPANの様な速いメタルビートを叩くコツ」です(以下、Xと表記)。
先日ツイートしましたが最近ひょんなことからXのコピーバンドに誘われまして。
改めて曲に取り組んでみることとなりました。
Xについては最近は紅白歌合戦や「銀座あけぼの」のお菓子で何かと話題になっているのもあり、「Xの曲を叩いてみたい」という方のために何かお役に立てばと思いまして。
結論から言うと「速いテンポ特有のドラムの動きをイメージする」「肩の力を抜く」というこの2点が大きなポイントとなるかなと。
なお、今回は「ツーバスがある程度踏める」という前提なのでその点ご了承ください…。
(ツーバスの踏み方についても多分後日アップします)
では本題に。
曲のテンポと身体の使い方の関係
そもそも曲というのは速い曲、遅い曲、いろんなテンポがあります。なのである程度曲のテンポによって身体の使い方は決まってくるといってもいいと思います。
要するに極端な話をすると、すごく速いテンポ(BPM200あたり)の曲はモーションを大きく取って演奏すると物理的に追い付かないわけです。これをXの曲でいうと「紅」(BPM150位)あたりのテンポだとまだモーションに余裕がありますが…。
「Silent Jealousy」(BPM190位)位の速さだと結構きつくなってくるので、モーションを小刻みに小さく取ったほうが上手く叩けます。
「肩の力を抜く」ことについて
以上の前提を踏まえたうえで2つ目のポイント、「肩の力を抜く」ことですが。
これはメタルのドラムの叩きかた全般にいえることでもあります。
要はメタルの定番のビートで陥りがちなのが「上半身と下半身が連動していない」、ということなのです。
細かく言うと、メタル系のビートって「ツッタン・ツツタン・ツッタン・ツツタン…」とにかく両手・両足をこまめに動かします。
なので、脚でペダルを踏む動きは一所懸命やるのに、上半身は上半身で頑張ってしまうという「身体の分離」が起きてしまうことが多いのです。
するとどうなるか?というと、腕の腕力だけで早く強く叩こうと頑張ってしまうので、どんどん肩に力が入りしんどくなってきます。こうなってしまうと肩の筋を痛める原因にもなるので大変危険でもあります。
肩の力を抜くには?
では実際にどうすればいいか?ということですが。
気持ちだけではどうにもならない部分もありますので、コツは「上半身の動きを利用するということです」。
これはさすがに文字だけでお伝えするのは難しい部分がありますが、簡単に言うと…。
・脇の開け閉めを使う
・バスドラムを踏んだらその反動で上半身を上方向にゆさぶる
この2点がポイントとなると思います。こうすることで下半身の動きを上半身でブロックせずに力を上手く流すことができますので。
おわりに
というわけで今回はメタルのドラムのコツを書きましたが、メタルの花形はやっぱりドラマーです。
実際に叩けるととても気持ちがいいのでぜひお試しを。
ではでは。