【書評】仕事が速く、結果を出し続ける人のマインドフルネス思考【人見ルミ・著】①
今回はこちらの本をご紹介…しようと思ったのですが前置きが長くなりすぎたので2回に分けさせていただきます、すいません。
で、今回の記事の論旨はドラムの話の様なミニマリズムの様なその中間の様な話なのですが…まぁミニマリズムも禅と関係しているので互いの共通項はあるのかなと。
なので、この本をお勧めするならば、「大切な場面での演奏中にどうしてもミスってしまう」、「毎日の生活で無駄なことが多いが改善できない」、「些細なことで気持ちがぐらつく」なんてことを最近お考えの方あたりでしょうか。
よく言われますが、一冊の本で何か一か所でも自分にヒットしたらそれは良い出会いとなりますからね、この本も何かの参考になるかもしれません。本自体の紹介は次回に回して、今回は導入的な内容を。
マインドフルネスとは?
「マインドフルネス」が最近何かと流行っている感もありますが…これも「疲れた現代人の癒し」ブームの一端ととらえるべきなのでしょうか。
ネットの記事か何かで見たことのある方には、「マインドフルネスって…瞑想とか呼吸とかヨガとかするあれでしょ?」とか、「”あるがまま”になれってことでしょ?、無の境地みたいな」みたいなイメージがあるかもしれません。
しかし、私の様なマインドフルネスの門外漢としては「無の境地」になるということ…すなわち「無」を認識することはその反対の「有」が浮かび上がってきてしまいます。
この辺はこのブログでも度々取り上げているゲシュタルト心理学の「図と地」の話と通じるものがあります。要は「無」と「有」は表裏一体みたいな。
この辺は哲学ド素人の私が書くとボロがでるので早々に切り上げますが、要は何がいいたいかというと無の境地に近づくことは難しいと笑。
またもう一つ、人間は「時間」というものを発明したばかりに、過去のことや未来のことに常に板挟みの様な状態になっているともいえます。
たとえばドラムの演奏中に「今夜何食べようかな…」と思った瞬間にミスるわけです。なのでドラムの演奏という集中力が非常に要求される場面では、頭の中は「過去」や「未来」を極力持ち込まない状態にする必要があります。
ちょっと話がずれましたがもう一度まとめますと。
・なかなか「無」になることは難しい。
・私たちは常に時間のつながりの中に生きている(悪く言えばとらわれている)。
なのでこれらを考慮した上で、マインドフルネス的になるにはどうするのがいいか?
こいうことなのですが。
そこで今回提案したい、わりととっつきやすくできることは…
「思考と行動を”一旦”止める」ということなのではないかと。
なかなかスマホ依存的な昨今、この「一旦止める」ということは意識して行わないと、常に我々は思考と行動を強いられる環境下にいることからも、とりあえず”一旦”止めるくらいならできるのではないかと最近思うわけです。
ちょっと卑近な例えかもしれませんが、酒好きの人が仕事終わりに飲む最初の一口で「この一杯のために生きてる!!」といってる瞬間ってそれに近いような気がしますね。
つまり「今ここ」にだけ意識が向いているような。
で、またすぐに時間の流れが復活して、いろんな思考が駆け巡るかもしれませんが、それはそれでいいと思います(永遠に止めていたら生活できませんので笑)。そんな風潮から「デジタルデトックス」「活字断ち」が流行りだしたのかもしれません(この本でもデジタルデトックスを奨励しています)。
というわけですっかり私の妄想話で一記事分使ってしまったので、次回はちゃんと本の中身の紹介を致します。
ではでは。