ドラム上達にオススメなマインドセット5選!

はじめに
今回はドラムのお話でもありますが、テクニック的な話ではなくいわゆる「マインドセット」
つまり、ドラムが上手くなるにはどういう事にこだわればいいの?ということを書いてみようかと。
楽器に限った話ではないですが、マインドセットは常日頃考え続けるからこと自分の血肉となっていくので、この記事を読んでも残念ながらすぐには結果は出ませんが、何かのきっかけになってくれれば幸いです。
では本題に。
とにかく細かくこだわる
まずは「とにかく細かくなること」だと思います。
例えば、バスドラム一発とかスネアの一発のタイミング、シンバルの音の長さ…までも、ということです。
ドラムはメロディが出せない分、残念ながらそこで他のドラマーと差をつけることができない。
ならば、他でこだわるしかないんです。
結局どこで差がつくか?というと、他の人よりどこまでこだわり抜いたか?という部分ですからね。
他人が面倒くさがってやらないところに差をつけるチャンスが転がっていたりします。
全体にこだわる
とはいえ、細部ばかりにこだわるってもダメだと思います。
さっきと真逆のことを言っているようですが、細部ばかりにこだわると勢いがなくなります。
このご時世、打ち込みドラムと人間が差をつけるためにはこの「勢い」こそが人間の持ち味。
「木を見て森を見ず」なんてことわざもありますが、ドラマーは森を見る時は一旦木のことは忘れた方がいいんですね。
この「木と森」については、バンドの時は「入れ子」の様に作られています。
ドラムという楽器自体が打楽器の集合体なので、スネアやハイハット単体が「木」でありドラムセット全体のリズムが「森」ですね。
また一歩引いてみれば、ドラムセットが「木」であり、バンドのアンサンブルが「森」になります。
このようにいろんな視点で聴けるように日頃から意識しておくと良いですね。
音にこだわる
音にこだわるというのは、高い楽器にこだわることではありません。
(まぁ、高い楽器が要求されている現場に安い楽器を持ちこむのはダメですが…)
要するに、自分がいまどういう音を出しているか?ということ。
安い楽器でも、その楽器ではどこまでのクオリティの音が出るのか?ということは知っておく必要があります。(意外と安い楽器の方がレコーディングでは馴染んだ、なんて話もあるし)
機材車が無かったり金銭的にやむ負えなく安い楽器を使わざるを得ない時も、自分が発している音を把握することにはこだわった方がいいですね。
身体にこだわる
身体にこだわるというのは、ジムで筋トレしましょうとかいうことではなく(もちろんそれも良いとは思いますが)、自分の身体感覚に目を向けてみようということですね。
たとえば、荷物を持ち上げるときにどこの関節や筋肉がどう動いているのか?など。
そうすると、ドラムがうまく叩けないときに、自分の課題がわかってきます。
例えばすぐに足がつかれるとか、肩が痛くなるとか。
そうしたら、ランニングするべきなのか、マッサージにいくのか、筋トレするのかヨガをやるのか…など自分の課題に合わせた解決方法がわかりやすくなります。
呼吸にこだわる
最後は呼吸。究極的にはここに行き着くかなと。
せっかくリハーサルに大量に時間を使っても本番で緊張して呼吸が乱れると実力の6割も出せない、なんて経験をした方もいるのではないでしょうか。
それほどに呼吸は大事です。
本番に緊張しない方法は…場数を踏むしかないのですが笑。
それはおいておいて私はドラマーも歌を練習した方が絶対いいと考えてます。
歌は呼吸の取り方がシビアなので、ミスるとひどいことになります。
歌で息遣いを覚えると確実にドラムにも活用できるので、ヒトカラでも河原で歌うでもいいのでとにかくオススメです。
終わりに
というわけで今回はドラマーに必要な「マインドセット」つまり「こだわり」的なお話でした。
繰り返しになりますが、これを知っただけでは何も変化は起きません…残念ながら。
別にこの記事以外の内容でもいいのですが自分が「これだ!」と思ったことを日々少しづつ実践していくと少しづつ変化がでてきて、一度身につくと忘れないです。
マインドセットってそんなものかなと思っています。
よければご参考までに。ではでは。