ミニマリズムとドラムの関係について
はじめに
今回はドラムの話。テーマは「楽器の断捨離」みたいな話。といのも、事の発端は最近この本を読みまして…
このブログのメインテーマでもある「ミュージシャンとミニマリズム」について再考するきっかけとなったので。なので今回はドラムをやっていて…ちょっと行き詰っている方の箸休め的な記事になればと。では本題に。
■「ドラマー=ミニマリスト」なパート?
バンド系の各パートとミニマリズムを考えたときに、一番ミニマリストなのは「ボーカリスト」。自分の身体一つで音楽を作り出せるボーカリスト。これは有無を言わさずでしょう。
そしてその次は?と考えたときに…私的にはドラマーかなと。ギターやベースはギターを「一つだけ」持つというのもなかなか難しく(要は一つのギターで全ジャンルの音楽を賄うのは難しい)…エフェクターなどもありますし。
「ドラマーだってドラムセットがあるでしょ?」と思われた方もいると思いますが、これは「備え付けのドラムセットを借りる」ことでクリア。そうなると…極端にいえばスティック2本でOKなわけですね(もちろん、備え付けの機材をうまく使いこなすコツは必要ですが)。
機材・楽器をほとんど全て手放して変わったこと
で、何故このような考えに至ったかというと…私がミニマリストになりはじめた丁度今から3年くらい前。当時は私もそれなりにレコーディング機材やら、ドラムの機材やら持っていたのですが。
ミニマリズム…つまり断捨離にはまりすぎて全部(厳密にはツインペダルのみ残して)売ってしまった時期がありまして笑。
そのときに起きた感覚の変化が「音楽において余分なものをそぎ落とす」ということ。要は音楽って引き算のアートなんてよく言われたりしますが、この感覚自体がなかなか頭でわかっていても実際に体験できないことだったんだなぁと。
「ドラム=太鼓」という感覚を感じてみよう
ここからもう一つ別の切り口になるのですが、「余分なものをそぎ落とす」感覚を感じるためにお勧めしたいのは「太鼓だけたたく個人練習」。
実際には「バスドラム」「スネアドラム」だけで基礎練習などをします。
要は何が言いたいかというと、ドラムって「太鼓とシンバルが合体した楽器」なのですが、「ドラム=太鼓」がベーシックだと思うので、その感覚を感じて表現しているドラマーはやっぱり聴いていて心地よいんです。
ただ普段はどうしてもシンバルにも気を取られるので、この「太鼓を叩く」という感覚を時々再認識するための練習ですね。
更にお勧めなのは、「和太鼓」の演奏を生で見ること。私は今年の正月に千葉の犬吠の海岸で見たときにドラムの根底にあるのもこの「和太鼓」の感覚なのではないかと思ったわけです。
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というわけで今回は極めて抽象的な話でしたので再度まとめると、ドラムで行き詰ったら…
☑機材を全部断捨離する
☑和太鼓の演奏を見てみる
ということをしてみると新しい別のフェーズに行けるかもしれません。でも行けないかもしれないのでその辺は自己責任で…。
ではでは。