本好きのミニマリストが語る「ビジネス書・自己啓発本」のオススメな活用方法

はじめに
今回はミニマリストのお話。テーマは「ビジネス書や自己啓発本」をミニマリストなりに読みとく、みたいなお話。
当ブログにもビジネス書の書評はたまにあげてますが、今回は特定の本の書評記事ではありません。
私も読書は好きなのでそれなりにビジネスや自己啓発本は読んできました。
よくある話として「ビジネス書や自己啓発本は読んでも無駄、どうせ何も変わらない」という議論があります。
そこで今回は「ビジネス書や自己啓発本は無駄なのか?ということをミニマリスト的に考えてみたいと思います。
行動は変えられるが…?
まず最初の結論。それは「行動は変えられるが、思考や感情はその場限りになることがほとんど」ということ。
例えば、「トイレを掃除しよう」とか「午前中にクリエイティブなタスクを片付けよう」とか「TVを捨てよう」とかってあくまでも「行動」レベルの話。
私が思うにビジネス書や自己啓発本を読むことの効き目としてはこういった「実用的な行動のヒント」なのかなと。
これだと、要は「試してみて」「習慣化」すればいいわけなので、習慣化ができている人であればそこまで難しくはありません。
反対に「自信をつけよう」とか「ポジティブになろう」とか「今ここのみを意識しよう」「他人の目を気にしないようにしよう」というのは、本だけだと難しい。
確かに読んだときは「なるほど!」と思うわけですが、これらの根っこって人間の「思考」や「感情」に関わっている部分です。
人間には強力な「ホメオスタシス」がはたらいている(つまり変化を嫌う性質)ので、本という「視覚情報」だけで変えるのは相当難しいです。
「思考」や「感情」を変えるのは「接する人」だったり「強烈な体験」が必要だったりするわけですよね(今回のコロナもそうですけど)
ミニマリスト的考察
そして今回の本題。ミニマリスト的立場からみた自己啓発書&自己啓発本の考察。
これらの本に書いてあることって「成功者は〇〇している」「お金持ちになりたければ〇〇しよう」みたいなことですよね。
でもこれって、「ミニマリストは〇〇な人が多い」という部分と結構重なっていたりします。
つまり「物事の本質」的なところは、結局同じようなところにいきつくのではないかと。
例えば。
「部屋のものを減らそう」とか「財布をスッキリしよう」とか「服選びの手間隙を減らそう」とか「食事を質素にしよう」などなど。
ミニマリストというと「変わった人」「個性的な人」「こだわりが強い人」みたいなイメージがありますが、至極当たり前のことをやっているともいえます。
ただ、完全に同じか?というとそこは違います。
例えば。
「テーブルと椅子を持たずに床で食事を取る」「私服は一種類だけ」「石鹸一個で全身を洗う」などは、ミニマリストならではですよね。
つまり、「ミニマリストでなくてもやっている事」と「ミニマリストだけがやっていること」は重なる部分もあるし、特殊な部分もあるということです。
ここがミニマリスト的な視点なんです。
おわりに
ということで今回何がいいたかったか?ということですが。
ビジネス書や自己啓発本との付き合い方のコツは、「何のために読むのか?」「読んで何が得られるのか?」を事前にパラパラと立ち読みしたりして考えてみるといいですね(Kindleだと立ち読みできないのが難点!)
要するにこういった本はって「読んでいる間は楽しいけど、読み終わって数日で全て抜け落ちてしまう」というまるでお酒のような側面があるからです。
なのでもう一度ポイントを書くとこんな感じ。
・習慣化できていれば「行動」は取り入れやすい
・思考と認知は本だけ読んでも変わらない
・物事の「本質」は似ている
ということです。よければ本選びのご参考までに。ではでは。