果たしてミニマリストは「つまらない」「疲れる」「無駄」「貧乏」…なのか?

はじめに
今回はミニマリストネタを。と言ってもハウツー記事ではなくて単に私が最近考えていることなんです。
やっぱりこのブログの役割として、
・楽器や音楽系の情報発信
・ミニマリストを広めたい
というこの2本だてでやっていますので(残りは単なる私の趣味記事)、ミニマリストを広めたいという意図もあるわけです。
ただ依然として私の周囲の人の感覚としてミニマリストは「ユニークな人」「自分には無理」「不便」という感じだし、ネットで検索ワードを拾うと「つまらない」「疲れる」「無駄」「貧乏」などというワードが引っかかります。
ただ別にこの事態に怒っているわけではなくて笑、「こんなにいいものを知らないなんてもったいない」という感じでしょうか。
なので、今回はミニマリストを布教するネタあれこれを書いていきたいと思います。まぁわずか2000字程度の記事でミニマリストが増えると思いませんが、小さな積み重ねだと思っていますので。
なぜミニマリストを広めたいのか?
別にミニマリストが増えても私に直接的な恩恵はないでしょう笑。ただ「いいものをすすめたい」という気持ちだけです。
「じゃぁ何がいいのか?」ということなんですけど、「毎日の暮らしが丁寧になる」というところに落ち着きます。
ミニマリストの源流の禅宗では「作務」といって日常の何気ないことをとても大切にします。そしてそれは現代でも変わらず、極端に言ってしまえば以下の2点が大切。
①朝起きた瞬間から眠りにつくまでの行動すべての積み重ねがその人をかたち作る。
②そしてその行動の全てに「選択」が付いて回る
なので、これらのベースはまず基本の「衣食住」。その上に仕事や対人関係、趣味などの「社会活動」が乗っかってきます。
ミニマリストはとにかく「衣食住」を日々改善しようという人が多いですので以下の様なことはしない習慣ができています。
例えば「食」を取っても、
・なんとなく〇〇が食べたいから通りかかったお店に入ってみる
・なんとなくお菓子が転がっているから間食に食べている
例えば「衣」を取っても、
・毎朝何をきていけば良いか&服を探すのに時間ががかかる
・着ない服がどんどん溜まっていって保管場所がなくなり、家が散らかっていく
…まぁこれ以上書くとディスりみたいになるのでやめますが、反対にこう言った「衣食住」を徹底的に吟味することで毎日が丁寧に暮らせたら「衣食住」の上に乗っかっている仕事、対人関係、趣味などにも良い影響を及ぼすことができるというわけなんです。
「ラベリング」の功罪
ここで「ラベリング」という言葉をちょっと使いますが、「ラベリング」とはモノや概念に名前をつけることです。もちろんラベリングがないと私たちは会話が成立しなくなるので必要なんですけど、時として偏った考えを生み出すことがあります。
「ミニマリスト」という名称もそうで、私は気に入っていますが、一方で「ミニマリスト=ものを捨てることが趣味の人」「ミニマリスト=ガランとした部屋に住んでいる人」みたいな認識がまだ多数派のように感じています。
そこでちょっと前の過去記事で「オプティマイザー」についてご紹介しました(詳しくは過去記事で)。
私も別にそこまで何もない部屋に住んでいるわけではないので、むしろ現状はオプティマイザーを目指しているのかもしれないな、とこの時は思ったのですが、やはりミニマリストという名前は好きなんです。
そこでどうやってミニマリストを広めていくか?と考えたときに、ヴィーガン(菜食主義の人)の様に段階で考えれば良いのではないか?と思ったわけです。
ミニマリストにも段階を
つまり、「ミニマリストになる=部屋をすっからかんにする」というのは、家族や同居人の都合で制約的にできない人も多いし、私でも時期によって服や本がどんどん溜まっていく時期はあります。
冒頭にも書いた様に、ミニマリストの本質は「考え方」だと思うので、別にミニマリストでも「モノがある」という段階もありだと思います。
だいぶ話が長くなってきたのでこの「段階」についてはまた後日に回そうと思いますが…まず最初の段階としてオススメしたいのは、「財布とカバンの中身をスッキリさせる」だと思います。
通勤や通学をしている人なら生活の中で外で過ごす時間は1日のうちの大半を占めます。つまりさっき書いた様に、そこでとる「行動」には「選択」が生じ、その積み重ねが「自分」を作っていくわけです。
なので、家の中にモノがたくさんあっても財布とカバンの中身をスッキリさせてみると何か自分の中に変化が生まれるかもしれません。
終わりに
というわけで、音楽記事の間の箸休め的に書いてみたら延々とアイディアが湧いてきたので今回はこの辺で笑。
ちなみに機材が増えがちなミュージシャンにこそこのミニマリスト的思考はオススメなのでその辺も絡めて書いていきたいですね。ではでは。