「ミニマリストの限界」と「オプティマイザー」についての考察

はじめに
今回はミニマリストなお話。テーマは「ミニマリストの弱点」という事で考えてみたいと思うので、今回も音楽的なハウツー的な内容はありません。
「じゃぁ何を書くのか?」ということをざっくりと書くと、「ミニマリストの限界」と「その先にどこに向かうべきか?」みたいなことをつらつらと書こうかなと。
なので今回はミニマリストな方もそうでない方も…ライフハック的な内容に興味のある方には何かの参考になればと思います。
ミニマリストの限界
未だに私の周辺にはミニマリストを名乗る人はほぼいなく(多少の関心は示しますが)、「物を減らして喜んでいるユニークな人」みたいな認識が多い気がします。
私がいろんな本で調べたところミニマリストであることの目的は「生活の効率化(例えば掃除や服選びがラク、とか)」と「禅にも通じるシンプルな思考法(例えば余計なことで悩まなくなる、とか)」といった物質面と精神面の二つがあるような気がします。
ただ残念ながら「ミニマリスト=生活の効率を”極限まで”最適化した人」ではないのです。
例えば、紙の本はミニマリスト的にはかなり場所をとりNGですが、電子書籍だと見たいところをパッと開けないし、電子書籍になっていないものもまだまだかなりあります。
服も数が少ない方が場所を取らないんですけど、マメに洗わないといけない。食器も少ない方がいいんですけど減らしすぎると自炊ができなくなり買った食事ばかりになる。災害時の備蓄もそんなにドカドカと置けない。
楽器についてもドラマーだったら最悪スティック2本で済みますがギターはどうしてもエフェクターを揃えないといけない…など。
かといって私がミニマリストをやめる気はないのですが、そのデメリットがあることもこれまた事実。そこでそのいいとこ取りができればいいわけですね。
「ミニマリスト」より「オプティマイザー」?
そこで次にこちらの動画を拝借いたします。
これはメンタリスDaiGo氏の動画で「ミニマリストよりもオプティマイザーが良い」という内容です。
オプティマイザーってあんまり聞きなれない言葉ですが、要は「”最適化”を最優先で考える人のこと」です。
つまりミニマリストが陥りがちなのって「モノを減らすこと自体が目的となり、その結果、本来受け取れるはずの可能性までも捨ててしまっている」ということらしいです。
たとえばミニマリストとして洗濯機を捨てる人がいたとして…手洗いに相当な時間のことがかかってしまうならば、それはその時間で得られるはずの「何か」を捨ててしまっているという本末転倒であるということです。
(要は人に頼む金銭的コストより自分の稼げる金額が上回ってるならお金を払ってアウトソーシングした方が良い、ということ)
ミニマリストをインストールせよ
というわけで、じゃぁ「ミニマリストよりオプティマイザーがいいんです!」という結論な訳なのですが、それだけでは月並みなお話になってしまいます。
つまり今回何が言いたいかというと、私が実際にミニマリスト生活を経験してわかったことは「ミニマリストをインストールせよ!」ということ。
これはどういうことかというと、ミニマリストのマインドや行動様式、暮らし方を自分の中にインストールしてしまえば、多少生活がミニマリストから脱却しても問題ないわけです。
そしてその脱却した生活スタイル・行動様式の延長にオプティマイザーを位置付ければいいということです。
ただここで大事なのは、「一度極端なミニマリスト生活を通らないとインストールできない」ということかなと。
もちろん非常に頭の良い方達はいきなりオプティマイザーの境地に到達できると思いますが。
私の場合は一度ミニマリスト生活を通ったことで「ミニマリストってここが不便だな…」とか「ここは妥協してもいいな…」とかのさじ加減を把握しつつも「ミニマリストってこんなに自由な考えなのか…!」という恩恵も受けてきたので、要はちょっと極端な体験から学んでいくということでしょうか。
おわりに
というわけで今回はミニマリストとオプティマイザーについて書きましたが、やっぱり自分のアイデンティティとしてはミニマリストとがしっくり来るので…。
結論としては「ミニマリストの皮を被ったオプティマイザー」というあたりがちょうどいいのかなと思います。ではでは。