狭いスタジオでバンド練習するときの…ドラマーの「心構え」とは?

はじめに
今回もドラムのお話し。
今回はわりと初級~中級車向けに書こうかと思いますが。テーマは「狭いスタジオでバンド練習するときに気を付けたほうがいいこと」です。
バンドメンバーが入ってパンパンくらいの狭いスタジオで練習するメリットは、料金が安い以外に特にメリットは思いつきませんが、それでも狭い時ときもあります。
なのでちょっとそんな時に心がけたいことを書ければと。では本題に。
「狭いスタジオ用」のドラムプレイとは?
結論を先に言うと、「狭いスタジオ用のドラムプレイをしよう」ということ。
具体的には後で書きますが、要は何が言いたいかというと、バンドで何のためにスタジオで合わせるのか?というと、究極的にはお互いの「呼吸」を合わせることです。
つまり合気道の「合気」と似ていて(あ、決して相手をふっとばす類の話ではありません…)、楽器を合わせるって、相手の呼吸や気を読み取って、お互いが共通にイメージしている演奏の着地点に向かって音を出すみたいなものではないでしょうか。
なので、プロのような楽器を極めた人と、楽器歴の浅い初心者が合わせるときは、プロ側のほうがその演奏のイメージの引き出しが多いので、楽器歴の浅い人に歩み寄るような呼吸の合わせ方が正解かなと思います。
まぁそんなザックリな話だけだとちょっと分かりにくいので簡単にいうと、バンド練習の大きな目的は「タイミングを合わせる」とか「縦線を合わせる」とか、そんな話です。
要は「ジャーン!」という全員で決めるところがずれるとかっこ悪いし、ギターのリフとドラムのスネアの位置がずれているとこれまた気持ち悪い。
具体的には?
というわけで、「じゃぁドラマーはどうすればいいのか?」ということですが。それは「ドラムセットの楽器のパーツの音量を狭いスタジオ用に演奏する」ということ。
実際には、個人練習やライブ本番でフルパワーで叩くときを100パーセントとすると…こんな感じでしょうか(これももちろん一例ですが)。
- バスドラム:100パーセント
- ハイハット:70パーセント
- スネア:80パーセント
- ライドシンバル:80パーセント
- クラッシュシンバル:30パーセント
ここでポイントをいくつかまとめると…
- バスドラムはアンサンブルの要なのでしっかり鳴らす。しっかり鳴らしても耳に痛くはない。
- ハイハットは元々大きい音がでるので少し控えめに。
- クラッシュシンバルはとても耳に痛いのでかなり控えめに。
…という感じでしょうか。
つまり、狭いスタジオでバンド練習をするときは個人練習やライブ本番で叩くような「フルパワーで叩く感覚」は犠牲にして、「バンドの演奏のタイミングを合わせること」を最優先する、ということですね。
おわりに
というわけで今回は「狭いスタジオでのバンド練習のドラマーの心構え」みたいなことでしたが、もちろんフルパワーで叩く練習も大切なので、それは個人練習や、広めのスタジオでのバンド練習でやっておっくといいと思います。
ではでは。