ドラマー的・ライブで緊張しない方法は…「自分の中にこもること」

はじめに
今回はドラムのお話し…ではありますが、テクニック的な話ではなく100パーセント私の主観、つまりなんの根拠も再現性もない抽象的なお話しです。
テーマは「自分の音の出し方」というテーマなんですけど、これは「ライブで緊張して普段通りの演奏ができない!」とお悩みの方に向けて書こうかと。
確か以前の過去記事では…
『ライブの時はバンド全員が、聴き手であるお客さんの耳にめがけて「イッセーのせ」で音をそこに届ける』みたいなことを書きました。
もちろんこれもこれでいいとは思いますが、その時の自分の気分や体調によっては別の考え方もできるのではないか、というか実際に私がそれをしていた、ということに最近気がついたのでここでもシェアしたいと。
ということなのでもう一度書くと今回の記事は「本番が苦手」「本番でいつも緊張してしまう」というドラマーの何かの参考になればと思います。
ではさっそく本題に。
結論→「自分にのみ」意識を向ける
結論としては「演奏中は自分にのみ意識を向ける」ことです。
なんかこう書くと「バンドのメンバーを無視するの?」とか「お客の耳に音を届けるように演奏するんじゃないの?」と思うかもしれませんが、これには続きがあります。
それについては以下で詳しく書いていきます。
自分に意識を向けすぎることが大事
というもの、ライブと普段の練習との大きな違いは「邪念」や「雑念」です。もちろん練習では周りの音に気を配ってドラマーが独りよがりにならないように細心の注意を払うことは大事です。
しかし、そのままのテンションで本番に行くと…そう、そこに「邪念」が侵入してきます。具体的には「上手いと思われたい」「すごいと思われたい」「かっこいいと思われたい」などなど…。
そしてこの瞬間に何が起きるか?というと「自分は人から見られている」という思考というか感覚が支配します。
こうなった瞬間に、「トランス状態」から覚めてしまいます。
ちなみに「トランス状態」という言葉を使いましたが、ライブ本番でいい演奏をするためにはこの「トランス状態」に入っていることが必要で、これはフローなんて呼ばれたりもしますが「物事に没頭しすぎてぼーっとしている状態」のことですね。
なので話を戻すと、「自分が人から見られている、だからいいところを見せないと」と思うとこのトランス状態から覚めて「普通の」状態になってしまいます。
自分に意識を向けすぎて爆発させる
ただ、ここまでの説明だと「そんな自分の中に閉じこもった演奏なんて良い演奏のはずが無い!」と思われても当然。
しかしこれには続きがありまして、自分の中へ中へと意識を向けすぎると「そのエネルギーが周囲に放出されるのです」。電子レンジに卵をかけてたら爆発しますが、極端にいうとそんな感じです。
すると、結果的には、一緒に演奏しているメンバーやお客さんにも自分の音が伝わっていくということが起こります。
そうなってから、リハーサルと同じように周りに気を配って演奏してみても良いのでは無いか、と思います。
おわりに
というわけで、今回は極めて抽象的なお話でした笑。そしてこのような自分の中に集中する方法がどんな人に向いているのかはいまいち断定はできません。
性格なのか、場数の問題なのか、体調の良し悪しなのか…
というところですが、まぁやってみて良さそうだったら良いのでは無いかなと思います。
音楽は科学では無いのでその辺のあいまいさはアリ、ということで笑。
ではでは