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【書評】その「おこだわり」、俺にもくれよ!!【清野とおる・作】

 
  2019/01/23
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ドラム歴20年以上。都内でドラムレッスンやってます。レッスンを受けていただくと、初日でドラムが叩けるようになります。シンプルライフが大好きなミニマリストでもあります。
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今回は珍しく漫画の書評でして、こちらの作品をご紹介。

私は普段滅多に漫画は読みませんが…久々に相当はまってしまいました。

ざっくり紹介すると、「他人からみればどうでもいいことを追求して、そこに喜びを見出す人々の紹介」みたいなものでしょうか。(それを本作品では「おこだわり」と呼び、それを実践する人を「おこだわりびと」と呼んでいます)

不思議と真似したいと思うものはほとんどありませんでしたが笑、なぜか読んでいて引き込まれる…そんな不思議な魅力がある作品です。

ことの発端というか、この作品を知ったのは以前もこちらで紹介したミニマリスト・A1理論氏のブログ。

okite.hatenadiary.jp

そこでKindleの一巻がセールか何かで100円を切っていたので何の気なしに購入。(こういう突発的に思い立ったときに購入までのタイムラグが無いKindleはとても便利)

今現在入手可能な全4巻を一気に読みましたが、私的には1・2巻が特に好きです。(もちろん3・4巻もおもしろかったですけど)。なぜかと考えてみると、「他人から見たらどうでもいい」度合いが高く、「おこだわりへの探求」としての「我が道を行く」方向性が私のツボだったからでしょうか。

そこで今回は1巻のなかから、特に面白かった回を4つご紹介。

ツナ缶の男

特に目的もなくなんとなく購入した1巻のド頭からこのインパクト。マヨネーズと黒コショウをを大量に盛り付けたツナ缶とKIRIN氷結ストロングが合うという話なのですが。長年にわたるKIRIN氷結ストロング愛飲者の私はこの回でがっちりと心をつかまれてしまいました。

…これを読んだ後に早速帰宅してやってみましたが、なかなかツナ缶が油っこいので2度目は未だ未遂です。

ベランダの男

自宅のベランダにはまりすぎて(このことを「ベランド」と呼ぶそうです)、最初はベランダでコーヒーを飲むことを楽しんでいた人が最終的にベランダに泊まるまでに至った話。

都心のど真ん中に住んでいるとちょっと物騒で真似はできませんが、この「自分だけの探求心」がエスカレートしていく展開にぐいぐい引き込まれました。

帰る男

おそらくこの作品の中でも1,2を争う難解さ。普段の駅から自宅までの帰り道をいかにして楽しむか?という話で、最終的に自宅のカギを近くの茂みに隠すという荒行に(つまり帰宅して見つかったらとても嬉しい)。この理解できないっぷりが良いですね。

さく男

最初は「さけるチーズ」が大好きな人の話かと思いきや、さけるチーズに合うお酒のレシピや、さけるチーズにベストな調理法など、おこだわりびとの「探求心」が強く打ち出されている回の一つでした。

1巻の全体的な傾向としてこのように「既存のものや商品」に飽き足らず自分で試行錯誤していく「探求」のプロセスが詳細に描かれているのが非常に味わい深いです。

…というわけで上記の4つが特に面白い回だったのですが、この他にも、面白い回が満載です。1巻の冒頭に書いてあるように、「退屈な日常を、おこだわりによって楽しんでいる人」を紹介するというコンセプト(?)で始まったそうですが…何となくミニマリズムの実践者にも通じるマインドがある気がしてなりません。

なんて若干ミニマリストにこじつけたところで今回はこの辺で。また機会があれば紹介していきたいと思います。

ではでは。

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