右利きのドラマーが「オープンハンド」のドラムを使いこなすコツをご紹介!

はじめに
今回はドラムのお話。テーマはこのブログでは初めて書く「オープンハンド」についてです。
私は右利きのいわゆる標準的なフームなのですが、部分的にオープンハンドを使うことはありますし、むしろ使った方がいい場面があります。
そこで今回は「オープンハンドを使った方がいい場面」について書いていきたいと思います。
ただこれはちょっと応用的なお話なので、今回は中級くらいのドラマーを対象に書いていきたいと思います。
初級者のドラマーはまずは標準的なフォームを練習することをオススメします。
ということで本題に行きます。
オープンハンドとは?
最初に馴染みのない方に向けて、「オープンハンド」とはこのような叩き方のことを言います。
要するに両手をクロスさせない叩き方です。
多分ドラマーの割合的にはこれを普段使いしている人は少ないでしょう。
このオープンハンドを普段使いする場合としてはこんな場合があります。
✔︎左利きのドラマー
✔︎右利きだけどあえて使っているドラマー
✔︎タムタムをリズムに絡めるパターンを多用するドラマー
ただ普段は両手をクロスさせるタイプのドラマーでもオープンハンドを使った方が叩きやすくなる場合があります。
その具体例を次にご紹介します。
オープンハンドの方がいい場合
オープンハンドの方がいい場合というのはいわゆるデスメタル系のブラストビートです。
デスメタルのブラストビートは例えばこんなやつです。
特徴としてはこんな感じです。
✔︎拍の頭にスネアドラムを叩かないといけない
✔︎スネアドラアムもアある程度の音量を出さないといけない
✔︎とにかく速いスピードで細かくスネアドラムを叩かないといけない
なので、このブラストビートに関しては「スネアアドラムがうまく叩けないこと」が壁となるわけです。
要するに、両手を交差して叩くフォームだと、スネアドラムの音量が出しにくいしスピードも上げにくいというわけなのです。
オープンハンドの練習に最適な曲
とはいえ、このオープンハンドだけをメトロノームをピコピコ鳴らして練習してもつまらないでしょう。
そんな時にコピーとしてとても練習になる曲があります。それがこのディルアングレイの「残」という曲です(グロ映像あるので注意!)。
もちろんV系好きなら知る人ぞ知る名曲ですが、V系を聴かない人も練習としては取り組みやすいのです。
この曲はBPM(テンポ)が300くらいの曲で、イントロのパターンはスネアドラムが表打ちになります(コピーしている動画もちらほらありますが…この部分は簡単にアレンジしている人が多いようでした)
この時にはぜひオープンハンドで叩いてみると、曲の雰囲気にかっちりハマってとても気持ちいいのです。
オープンハンドのコツ
というわけで最後にこの「オープンハンド」のコツについてです。
先ほどの「残」のパターンを例に解説しますが、やっぱりスネアを叩く回数が半端なく多いのでスネアをそこまで爆音で鳴らすのは最初は諦めた方がいいでしょう。
そのかわりにバスドラムはしっかりと踏まないとリズムが後ろに引っ込んでしまい、他の爆音の楽器に埋もれてしまうでしょう。
とはいえ結構このパターンは足が疲れます。(BPM300で踏み続けるわけだからそりゃぁ疲れる)
そんな時はペダルの力を借りる、というのはありですね。
このタイプの曲にそこまで向いていないペダルもあるので、やっぱりdwのペダルとかの方がずっしりとした音が出ますよね。
後は、あんまり上半身や腕をゆさゆさと動かさない方がいいですね。
もちろん身体を硬直させるのとは違うんですけど、極力少ない動きでコンパクトに叩くのがいいでしょう。
なので、スネアドラムを叩く時の振れ幅が稼げるこのオープンハンドがやっぱり有利なんです。
この際に左手でハイハットを叩くことになり、ちょっと違和感があるのですが、そこまで細かいハイハットの表現は必要ないので、そんなに気にしなくて大丈夫です。
終わりに
というわけで、今回はオープンハンドのお話でした。
結構このデスメタル系のリズムは苦手な人がいると思うので…「自分は右利きだから」と決めつけずに試してみるといいかなと思います。
ではでは。