フィルインを叩く時にシングルストロークの次に使える「パラディドルディドル」をご紹介!

はじめに
今回はドラムのお話。テーマは「パラディドルディドル」という手順についてです。
特にポップスやロック系のドラムというのは極端に言えばだいたいシングルストロークで叩けますが、とはいえ「シングルストロークだけだと物足りない!」「どうやらパラディドルとかいう手順がたくさんあるみたいだけど、これってどこで使うの?」
…という初級から中級のドラマーに向けてお話しします。
では本題に。
結論→パラディドルディドルは使える
今回の結論としてはシングルストロークの次に使う頻度が高いのは「パラディドルディドル」ということですね。
パラディドルディドルというのは「右左左右右左」という手順の叩き方でこんな感じになります。
(ちなみにこれだけではなくていろんな種類があります…念の為)
インスタからアップできなかったので再投稿。右左左右右左の手順はシングルストロークの次に使える手順です。#ドラムレッスン pic.twitter.com/mjjHllrqsk
— Hazime (@kah35sx) September 14, 2019
ご覧の通り一拍に6回叩いているのでいわゆる6連符を叩くときに便利な手順です。
どんな時に使うの?
上の動画でもやっているようにスネアのフィルでよく使います。
後は1発目をタムタムに置き換えるのもよく使われます。
ジャンルとしては普通の歌モノでやると「叩きすぎ」感が出てしまうので…多分一番多用されているのはフュージョンでしょうか。後はドラムソロにもうってつけです。
ただしこれだけでリズムパターンを叩くには向いてないです。あくまでもフィルインのための手順ですね。
シングルストロークと何が違うの?
ここまで読んでもらって「だったらシングルストロークでもいいんじゃない?」と思った方もいるかも。
確かに、左右交互に「右左右左右左」と叩いても同じことはできますが、一拍に6個の音を詰めるのでこれだとちょっと暑苦しい笑。
もちろんそれを逆手に取ってメタルなどではあえてシングルストロークで6連符を叩いた方が良いです。
うまく叩くコツは?
ではこのパラディドルディドルをうまく叩くコツを。
それはスティックのチップ(先端)は低く構えておくということです。
さっきの動画を見てもそうですが、チップの軌道が大きく動くのはアクセントのときだけです。
他は低いところに構えとかないと音が潰れてしまうのでご注意を。もちろん最初は無理してキレイに叩かなくても良いです。
とりあえず1発目と6発目以外の間の音は最初はグチャっとしても仕方ないです。徐々にグルーヴ感をつけていければいいと思います。
あとはこういった細かい音を演奏するときはスナッピーの調整はよりシビアにやった方がいいですね。
でないと全体の音が潰れる原因にもなるので、スナッピーを締めたり緩めたりしてベストな調整を探してみてください。
終わりに
というわけで今回はパラディドルディドルのご紹介でした。
ドラムにはこの他にもいろんな手順がありますが使われる頻度は割と決まっているので、使われる頻度の高い手順を練習するのが効率よいですね。
その辺のこともまた書いていきたいと思います。ではでは。