個人練習のお供に②~密閉型イヤホンは使える~
前回は個人練習の時に「曲を流してあわせること」の大切さと、
iPodをスタジオのミキサーのつないでモニタースピーカから流す方法について書きました。
しかし実際この方法を試した方は分かるかもしれませんが、
「自分のドラムの音でかき消される」という事態が起こりよく曲が聞こえません。
つまり、個人練習でそんなに広い部屋をとれることも都内のスタジオではあまりないので、
狭いスタジオで練習をすると、自分のドラムの音の反射音(壁から跳ね返ってくる音)が大きくて、流している曲が聞こえなくなります。
特にギターの歪の大きいハードな曲は手かがりとなるボーカルのメロディーも聞こえなくなり…曲と演奏がどんどんずれていくという苛立ちを感じた方もいるかもしれません。
その場合は更にミキサーの音量を上げていくハメになるのですが…
残念ながらスタジオのモニタースピーカーはある音量以上の音はでないので、(もちろんそれ以上の音を出せば煙が出ますからね笑)
これも難しいです。そしてこの方法のもう一つの問題が、「耳に負担」
ということですね。
私はもともと耳があまり強靭ではないのでドラムを演奏するときは耳栓か、もしくは密閉型のイヤホンをしているのですが、
それをしていてもスタジオ内のモニタースピーカーを最大音量にして長時間練習するとじんわりと耳鳴りがしてきます。
そんなわけで、試行錯誤の末に行きついたのが、
「密閉型のヘッドホンをして曲を聴きながら練習する方法」
です。
なんかヘッドホンを聞きながらドラムを叩く方が耳によくない感じもしますが、
密閉型のヘッドホンは値段の安いものでも、結構外の音を遮断してくれます。
更には耳に負担となるシンバルの高い音をカットしてくれるので、
どんなジャンルの曲でもクリアに聴きながらドラムを叩くことができると思います。
そして次は「どんな機器で曲を再生するか?」ですが、
この「密閉型ヘッドホン」に切り替えてからしばらくはこのMP3プレーヤーを
使っていました。
これもこれで十分元はとれると思います。
何だかんだで床に落としたりすることを考慮するとiPodって結構壊れやすいし、曲を入れるときにǐtuneを介すことが必須なのでちょっとひと手間かかるのがやっかいですが、
これはUSBスティックと同じ感覚で直接PCに指して曲を入れられるところが一番の魅力ですね。
他にも値段が安いし、壊れにくいし、何より小さくて軽いというところが
ミニマリスト的には魅力的なポイントですね。
なので、電車とか徒歩とかの移動時には今でも使っているのですが、一番の難点は
「ディスプレイが狭い」ことですね。
何でこれが問題になるかというと、ドラムの個人錬習で曲を流しながら練習しているときって、「最初から最後まで曲を流す」というやり方のみだと時に効率が悪くなる時があると思うのです。
という変遷を経て結局は
「小型ノートPC」を持ち歩くことに落ち着いたのですが、
その良いところについてはまた次回に。
ではでは。