ドラム上達方法/ミニマリスト/趣味の話

歌の「そっくりさん」から学ぶドラミング…「身体の圧」について

 
  2021/01/01
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マイク
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この記事を書いている人 - WRITER -
ドラム歴25年。都内でドラムレッスンやってます。レッスンを受けていただくと、初日でドラムが叩けるようになります。ミニマリストでもあります。
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はじめに

今回はドラムの話。

最近よくプロドラマーとアマチュアドラマーの違いについて考えますが(もちろん経済的な意味ではなく単純にテクニック的な意味での)、その違いの一つとして「身体の圧」というキーワードがあると思います(簡単に言うと演奏の音圧というか「パンチ」のことです)

 

似たような事は「ガツンと言う音」というテーマで以前の過去記事でも書きましたが…今回は別の切り口から考えてみたいと思います。

 

なので、今回の内容はドラム初心者よりかは、ある程度手足が自由に動いて叩けるようになってきたけど、いまいち自分の演奏に納得がいかないドラマーの方のお役に立てばと。では本題に。

歌の「そっくりさん」について

いきなりちょっと話が飛びますが、歌の「そっくりさん」について考えてみたいと。名指しにするのもいかがなものかと思うので動画は貼りませんが、要はびっくりするくらい有名なボーカリストに似ている歌を歌う人たちです。

 

このそっくりさん達は、もともとの声質も似ているし、本人の歌い方の特徴をコピーする能力に特化した人達だと思うので、確かに似てはいるのです。

 

ただ、本人の歌と聴き比べると「何かが」違うと思った事はないでしょうか。その「何か」の一つとして「身体の圧」があるのではないかと思うわけです。

*一応断っておきますがプロ歌手のそっくりさんは次元が違います。今回考えるのはアマチュアボーカリストのそっくりさんです。

 

度々書きますが、私は歌に関しては完全なるド素人なので、ドラマーから見た歌の視点で書きます。これはどういうことかというというと…簡単に言えば歌の音の立ち上がりがそっくりさんと本物ではまるで違う。

 

これはプロとして日々身体のトレーニングと歌のトレーニングをしている賜物ではないかと思うわけです。つまり、声を出すときの「身体の圧」が桁違いに違うわけです。出ないと大会場でお客さんの心を揺さぶることは出来ないと言う事なんですね。

 

よく、カラオケでは上手いけど生バンドでは全く歌が聞こえない、という人がいますが。

そもそもカラオケの部屋は広く一般に歌が好きな人が歌が上手く聞こえるように作ってあるので、ある程度ピッチと声色のコントロールができていれば上手く聞こえるように出来ているわけですね。

 

ドラマー的「身体の圧」とは?

これをドラムの場合に置き換えてみるても、似たようなことが言えます。

つまり、そこそこ複雑なリズムパターンが叩けてフィルも叩ける、テンポも安定している…のに何かが違う…というドラムの演奏はこの「身体の圧」が足りていない可能性があります。

 

つまりバシっというアクセントを出すときの力の一点に身体の圧をどれだけかけられるか?ということです。

ここでご注意いただきたいのは、力任せにぶっ叩くのとは違うということです(歌でいえば、大声で怒鳴ったり、がなったりすると聞き苦しくなりますね)。

 

もちろんある程度の筋力は必要ですが、女性のプロドラマーなどもいますので、筋力が全てではないとも言えます。

身体の圧のかけ方=身体の「張り」

で、身体の圧のかけ方はどうすればいいの?ということですが、これは歌にしてもドラムにしても、ここぞというアクセントをつけたいとき身体の「張り」を利用するということです。

 

つまり、アクセントをつけたい音を出したいときは体全体をを一瞬パッと張って、全身に力が伝わるようにします。

 

再三言いますがこれは決して力任せにぶっ叩いたりするものではありません(むしろそういう時って力が分散しているから非効率な状態です)。

 

なのでこの感覚を何かしらの方法で習得する必要があるのですが、一番いいのは打撃系の武道だと思いますが、剣道や野球など道具を使うスポーツでもコツはつかめるかもしれません。

おわりに

というわけで今回の内容をまとめると…。

  • プロとアマチュアの音の出し方の違いの一つは音の圧の出し方
  • 音の圧を出すのには「身体の圧」をかける
  • 「身体の圧」のかけ方を学ぶには武道やスポーツがよい

…という感じでしょうか。

ドラムと歌はとても共通項が多いので、自分の演奏に悩むドラマーは、カラオケに行って身体の圧のかけかたを研究してみるのも面白いですね。

ではでは。

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