ミニマリストなドラム講師によるドラム論と音楽論。

速い曲のハイハットを叩く仕組み「だけ」を、簡単な物理学の仕組みからご紹介

 
  2019/01/25
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ミニマリストの視点と心理学や物理学を使って「最速最短でドラムが上手くなる」レッスンをしているドラム講師です。
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はじめに

今回はドラムのお話。テーマは「速いテンポのハイハットが叩けるようになる考え方」です。ハイハットの速い曲での奏法につきましては、以前にこちらに寄稿した記事でも書きましたし、教本やいろんなブログを見ていただくとヒントはあるとは思います。

例えばその1つとして、一発目を下から叩くというのもあります。これは通常は上下上下…と叩くところを反転して下上下上…と叩いてみると叩きやすいというもの。

しかしそれはあくまで実践法であるということです。つまり根本的な原理原則は同じなんですけど、ドラマーの体格や筋力は千差万別なので、人によって叩き方が違って見えるわけです。

要はなんで速く叩けるのか、その仕組みを知っておけば自分なりにアレンジもできると思うのですね。

というわけでごちゃごちゃ書きましたが要するに今回は「速い曲のハイハットが追いつかなくて毎回腕がパンパン…」とお悩みの方にヒントになればなと。
では本題に。

 

「音を鳴らす」とはそもそもどういうことか?

まずお手元にスティックがある方はやってみて欲しいのですが、試しにめちゃくちゃ弱い音でその辺の箱か何かを速いテンポ(BPM180くらい)でポコポコと叩いて見てください。

…これって意外に簡単にできてしまうんですね。

しかし実際には弱い音量だと他の音に埋もれてしまいますし、音楽的ではありません。
つまりドラマーはみんな「速く大きく叩く」ということが出来ずに悩んでるということなのです。

速く大きく叩くにはどうするか?

なので速さは一旦置いておいて、「物を大きい音量で叩くにはどうするか?」ということを考えていきましょう。

これは高校の物理の話になるのですが、今回はシンプルにいうと…

①重いもので叩く
②距離を稼いで加速させて叩く(除夜の鐘みたいな感じです)

ということになります。

ただ①を手っ取り早くやるためにいきなり太いスティックやAHEADの金属スティックは使わない方がいいでしょう(これは使いたければ中級レベル以降に使った方がいいです)。

なので、ここでの「重いもの」とは腕の重さを利用するという意味合いです。そしてこれを合理的に使うためにも、②の理解が必要となってきます。

距離を稼いで加速させるメカニズム

これはどういうことか?というと、ボールを遠くに飛ばすには大きく振りかぶるように、ものを強く飛ばすにはある程度の距離が必要になるわけです。

しかし、テンポの速い曲ではスティックの先端を振り幅を大きくとると曲のスピードに間に合わなくなります。

そこでどうするか?

それはスティックの先端の振り幅を少なくするかわりに「肘、上腕、肩に振り幅を分散させる」ということです。

もう少しザックリいうと、スティックに必要な振れ幅を10とすると、腕に3、肩に3、上腕に2、手首に2(数値は適当です、あくまでイメージ)という感じです。

そしてこの振れ幅をいつとるのか?というと、拍と拍の間、つまりメトロノームが「ピッ、ピッ…」と鳴っている間に動かしているということです。上手いドラマーの右手を見てみると、速いテンポのハイハットはスティックの先端はさほど動いていない分、鞭のように腕を使い、振れ幅を取っていることがわかります。

終わりに

というわけで今回は理論的なお話だけになりましたが(完璧に書くとかなり長い記事になるので…)、これを実践して行くためにオフビートの考え方が必要になってくるわけです。ちなみに「オフビートて何?」という方は、リンク先の過去記事もご覧ください。

 

要するに、「高校時代の物理って何の役に立つのか分からなかった」という方が多いと思いますが、実はこんなところに役に立っていたりするのですね。仕組みが分かれば自分流にアレンジもできますので。

ではでは。

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