スタジオでドラムの個人練習をするときに「やってはいけない事」とは?

目次
はじめに
今回はドラムのお話です。「個人練習の時にやってはいけない事」というテーマで書いていきます。
ドラムの上達にはスタジオを借りての個人練習は欠かせないのですが、自分一人でやるというのはある意味「自由」なので、自由ゆえに落とし穴があるということです。
個人練習もそれなりに時間・お金・労力を費やすものなので、サクサクとやりたいところですね。
そんな感じなので個人練習でぜひ気をつけたいポイントをご紹介。
対象は自分でドラムが叩ける様になってきた初心者〜中級者くらいに向けてです。
では本題に。
結論→時間で区切ろう
まず結論。それは「時間で区切ろう」ということです。
勉強でもそうですが、物事を習得するときや仕事などのタスクをこなしていく時って大きく分けて「時間で区切る」か「進度で区切る」かの2種類があります。
ドラムの個人練習の場合は、例えば一時間やるときは細かいメニューを5〜6種類くらいやっていくのかなと思います。
そこで、絶対にオススメしたいのは「時間で区切る」方法。つまり、一個のメニューを決めたら必ず終了時間を区切ったほうが良いです。
反対に「進度で区切る」方法はオススメできないかなと思います。その理由を次に書いていきます。
「進度で区切る」練習がオススメできない理由
「進度で区切る方法」がオススメできないのは、「効率が悪いから」なんですね。
なのでその大きな二つの理由をご紹介。
理由①飽きて遊びだすから
まず一番の理由は「飽きて遊びだすから」ですね。
個人練習は誰にも見張られていないので、「進度で区切る」進め方だとかならずだれます。
だれるとどうなるか?というと、自分の好きなフレースや曲を叩いたり、ドラムソロを始めちゃったり…と必ず脱線するわけです。
こうなると、せっかく計画した個人練習の予定は次第に崩壊していきます笑。
もちろん、自分の好きなフレーズや曲を叩いたり、ドラムソロで遊んだりという時間も大切です。
ただそれはそれで、別に時間をとるべきかなと思います。
事前にちゃんとメニューを組み立てて、各メニューは時間がきたら容赦無く終了して、淡々と次のメニューに進んでいくのが効率がよく、「ちゃんとやれた」という満足感も残ります。
理由②ドラムは急には上手くならないから
もう一つの理由は「ドラムは急に上手くならない」ということがあります。
つまり、個人練習で一つのメニューをやったところで一回の練習で「上手くなった」と感じることはないと考えたほうがいいです。
ここが落とし穴で、「上手くなるまでやろう」とすると、いつまで経っても終わりません…。
他の楽器もそうですが、毎回毎回の練習って「薄紙を積む」様な非常に変化の緩やかなものですが、ある日振り返ると「あれ、こんなに上手くなってたっけ?」とそこで変化がわかるものなのです。
これは筋トレとかも同じですが、筋トレの場合は「一種目10回」といった「回数」で区切ることもできます。
しかしドラムの場合は「回数」で区切ることができないので、強制的に時間がきたらひとつのメニューは終了です。この考えがめちゃくちゃ大事です。
ちなみに、YouTubeでメトロノームの動画は一つのテンポで7分位の動画があるので、これがちょうどよいサイズで使い勝手がよくおすすめです。
一例をご紹介
というわけで、最後に最近私が取り組んでいるメニューをご紹介。
私の練習メニューなど特に関心はないかもしれませんが笑、何かの参考になれば幸いです。ちなみに2時間スタジオをとった場合でご紹介します。
開始〜1時間
・シングルストローク
・ダブルストローク
・パラディドル
・フラム
・両手足のコンビネーションフレーズ
この5種目を一時間で収まる様に進めていきます。
テンポは120でやっています。
1時間〜2時間
先ほどの1時間で行った同じことを、両足のシングルストロークをやりながら繰り返します。
テンポは120でやるので、結構汗がでてきます笑。
練習時間が無いツインペダルドラマー向けの基礎トレーニング。両足踏みながらスティック動かします。寒い冬でも身体ポカポカになります笑。#ドラム #ドラムレッスン #ツインペダル pic.twitter.com/buDE639FM6
— Hazime (@kah35sx) January 30, 2021
この計10種目を無心に淡々とやります。
途中でドラムソロや曲のフレーズを叩きたくなってもぐっと「がまん」です笑。
終わりに
というわけで今回は個人練習の注意点でした。
とても大事な内容なのでもう一回書きますが、とにかく「時間を区切って、容赦無く先に進めること」が個人練習のコツです。
楽器はすぐには結果はでませんが、そこをグッと耐える根気も必要という事でしょうかね。
ではでは。