ドラム初心者の「練習パッドの選び方」は…最初は「大きい」ものを選ぼう!

はじめに
今回はドラムのお話し。テーマは「練習パッド」です。
練習パッドというのはこの様に「ゴムなどで出来た板」のことで、自宅でドラムが叩けない時の練習に使うものです。
もちろん自宅でドラムが叩ければ練習パッドはいらないんですけど、まぁそんな恵まれた環境のドラマーは少ないでしょう。
そしてドラム初心者にとってはこの「練習パッド」というやつの使い所がわからない、という声を聞きます。
とりあえずお金があれば色々書いまくっているうちになんとなくその実態がわかってくるとは思うのですが、そんなに予算をかけられる方もそんなにいないかと思います。
そこで今回はこんな方に向けて、つまりこんな方たち。
✔︎ドラム初心者
✔︎まだ練習パッドを買っていない
✔︎周りは「練習パッドを買え」というが本当に必要?
✔︎練習パッドを選ぶ基準は?
✔︎何かで代用したらダメなの?
…に向けて、何かお役に立てばと思います。では早速本題に。
そもそも練習パッドは必要なのか?
まず「練習パッドは必要なのか?」という問いに関しては「必要である」と言えます。理由は「指先の感覚を鍛えるため」です。
つまりテンポが速い曲になる程、身体を大きくうごかせなくなります。そうすると「腕の振り」が使えなくなるので、指を使う必要が出てきます。
具体的には「速いスピードかつ弱い音」でシングルストロークができる様になっていないと、曲のスピードについていけなくなります。
でもこの練習ってそんなに大きい音が出ないから、わざわざお金を払ってスタジオを借りなくても家でできてしまうんですね。
一応関連した内容の記事としては過去記事の「たまにはドラムの音量を思いっきり下げる事もしてみよう!」にて少し動画付きで解説していますのでよければどうぞ。
この様に「早く弱く」叩くことができる様になると、一音一音の輪郭もはっきりを打ち出せる様にもなりますので。
練習パッドでできることとできないこと
ということなので、練習パッドの得意とするところは今お話しした通りです。
逆にいうとドラムを叩くのにとても重要な「打面を撃ち抜く感覚」「両手両足を含め、身体の全身をバランスよく使う練習」などは残念ながら練習パッドでは無理があります。
なので「練習パッドでできることは自宅でやって、練習パッドでできないことはスタジオでやる」という住み分けが大事です。
これがエレドラになると、またちょっと違ってきまして。
エレドラが得意とするところは「手順の確認」です。つまり「この次はこんなフィルインが来て…」という「頭の切り替え」にはエレドラ練習も有効です。
ただやっぱり「生のドラムの練習は生のドラムでする」というのが基本です。他はあくまで補助的に考えていただけれな良いでしょう。
代用品ではだめ?
この練習パッドというのも値段は数千円しますので、「他の代用品じゃダメ?」と思った方もいるかと思います。
私が教わっていたところなんかは確かDIYで作ったのをましたし(ちなみに市販のよりも使い勝手が良かった)、大事なのは「叩いた時の硬さ」「叩き方でちゃんと音が変わるか」というところがクリアできていれば代用品でもOKです。
つまり、極端に硬かったり、柔らかかったり、どんな叩き方でも同じ様な音しか出ない様な素材は代用品としては不合格かなと。
…ただそこまで考えると買った方が早い様な気がしますが笑、「買ってもそのうちホコリかぶるかな」と不安な方は、例えば雑誌にタオルを巻いたりしてやってみるのもアリですね。雰囲気は味わえます。
練習パッドを選ぶ基準は?
というわけで最後に「練習パッドって言っても種類がいっぱいあってどれを買えばいいのかな…」と思う方もいるかもしれません。
なので「最初の一台」としてオススメなのは、以下の2つを満たしていルことが大事です。
①大きさはスネアドラムくらいのもの
→膝に乗るサイズの練習パッドもありますが、小さすぎると手先の練習しかできません。
②材質は硬質ゴムっぽいのが良い
→柔らかすぎるとリバウンドの練習になりません
というわけなので、オススメはスティックメーカーとしても有名な「ビックファース」のこちらがおすすめです。
終わりに
というわけで今回はドラム初心者に向けた「練習パッドの基礎知識」的なお話でした。メーカーは他にもいくつかあるので楽器屋で店員さんに聞けば教えてくれます。
なので今回は「買うべきかどうか?」というところも含めてお話しました。
練習パッドの具体的な練習方法までは今回書けなかったので、またの機会に書いてみたいと思います。ではでは。