ドラムがうまく聴こえるコツ…それは「パルス」①~自分の体内のメトロノーム~
とういわけで、また新しいテーマです。
前回の記事で、ドラムを叩くときに
「左足の方を踏ん張ったほうがよい」と書きました。
これはなぜか?
…という話はいったん置いておいて、(後でちゃんと戻します!)
ドラムをやってれば誰もが、心のどこかで「うまいと思われたい」のです。
(逆にそうじゃない人がいたらある意味それはそれですごいですけど…)
じゃぁどうすればうまいと思われる演奏ができるのか?
それは、「うまくなるしかない」のです。
と言えばそれまでなのですが、ここではそんな禅問答をする気はないので、
確かにうまくなるにはいろんなことに気を払わないといけないのですが、
そんなことを言っていたらキリがありません。
そこで私的には「優先順位」があると考えます。
そしてその中でもかなり重要な要素…それが「パルス」です。
この言葉自体は神保彰氏がどこかで言っていたのを拝借しているわけですが、
(多分、このDVDだったかな?)
もともとの言葉の由来は、電気信号のことだと思います。
昔に理科の授業で「オシロスコープ」という装置で見たあれですね。
で、これがドラムとなんの関係があるのか?というと…
例えば、試しに近くにある時計の秒針に合わせて
「1,2,3,4,1,2,3,4、…」
と口ずさんでみると…
これが口ずさんだ人の「パルス」になります。そして時計の秒針に合わせているので
BPM=60のパルスになります。
という様に、ドラムをやっていない人でもいろんなテンポで
「1,2,3,4,1,2,3,4、…」
と一定の間隔で口ずさめるのではないかと思います。
つまりみんな自分の中に「パルス」を持っているのです。
極端な話、自分の「脈拍」もパルスです。
みんな生まれながらにして「パルス」を持っているわけです。
(ただし、不整脈の場合は別ですが…その際は病院に行くことをお勧めします)
要は、ドラム(広くは打楽器)が他の楽器と違うのが、この「パルス」がかなり重要な要素になっているということではないかと思うのです。
ところが、みんな生まれながらに持っているこのパルスが楽器に移行していくと崩れていくことがあるのです。いや、崩れていくことが多いのです。
というわけで詳しくはまた次回に。
ではでは。