ミニマリストなドラム講師によるドラム論と音楽論。

「脱力」について①~脱力=リラックス?~

 
  2019/01/13
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ミニマリストの視点と心理学や物理学を使って「最速最短でドラムが上手くなる」レッスンをしているドラム講師です。
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ドラムをやっていることを人にいうとよく「始めたきっかけは?」と聞かれます。

私の場合はちょっと世代がずれるのですが、私の前後の世代が通る道として御多分に漏れずX JAPANがきっかけなわけでして、1997年の解散直前にどっぷりと聞いていたのでもうかれこれ20年近く聴き続けているわけですが、そんな中で、先日公開されたドキュメンタリー映画「We are X」を見てきました。

詳しくはネタバレになるので言及しませんが、その中のある一場面を見て、改めて「ドラムに関して力を極限まで抜いて演奏すること」の意味を考えるきっかけをこの映画からもらったので、現時点で私が考えていることを書いてみようかと。

ドラムに限った話ではないとは思いますがあまりいい加減なことは言えないので、ドラムの場合について言及しますが、一般にドラムを演奏する上で「脱力」が大切と言われ続けています。

そして私が思うにこの「脱力」は「基礎練習」に次ぐ最重要事項だと思います。(要は基礎ができて脱力できてればそれだけで人前で聴かせられるレベルに達しているのではないかといってもいいのではないかと)。

しかし「脱力」の具体的方法については今回の記事の本筋ではないと考えるのでここでは触れませんが(というか書き出したら結構な分量になりそうなので)、じゃぁ今回は何を書くのかといえばこの「脱力」という言葉の正体?について書いてみようかと。

そもそも私がこの「脱力」に注目したきっかけは、20代前半に特に人に教えを乞うこともなく我流で叩き続けていたら全ての指の関節が痛くなって叩くのが困難になってきたからという経緯があり、その時に「脱力して叩く」ということを知り、「そうか、脱力して叩けばいいのか!!」と目から鱗だったわけです。

(更にいうと、学生時代運動が大嫌いで身体を動かすことをひたすら避け続けていたために、身体の基本的な使い方について考えたことすらなかったし、できていなかったということも拍車をかけていたのでしょう)。

しかしここで次なる問題が。いざ脱力しようと思ってリラックスして椅子に座ってみる。ここまでは大丈夫。そしてスティックを握る、ここまでも大丈夫。しかし問題はその後。軽く叩く分には良いのですが(それなので、今でもドラムを叩き始めるときはまずは小さい音量でウォーミングアップをします)、ドラムをフルパワーで叩くとどうしても力んでしまいます。

この時期の後に武道を習って分かったことなのですが、人間は武道という何も持たない動作でも、浅い経験年数だと「技をかけなくては」とか「強いパンチを打たなくては」とか、頭で考えると力んでしまいます。

それなのでましてや「スティックを持って大きい音を出さなくては」と頭で考えると力みがどうしても発生します。私の場合ここに大きな壁があり、マンツーマンでガッツリとレッスンを受けていた期間も今いちこれを払拭できませんでした。

今はレッスンは受けていませんが、レッスンを終了した後にドラムと少し距離を置いた時期を挟んで、気が付いたことが一つありました。それは「脱力」という言葉にはトリックがあったということです。

というわけで文字数的にキリが良いので続きは次回に回しましょう。

ではでは。

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