備え付けのレンタルのスネアドラムをどう使いこなすか?

はじめに
今回はドラムのお話。テーマはドラムの要でもある「スネアドラム」です。
その中でも今回は、「備え付けのレンタルのスネアドラムをどう使いこなすか?」について書いていきます。
去年の終わりあたりの過去記事で「ドラムを借りること」について書いていますが、今回はスネアドラムにしぼって書いていきます。
なので今回はこの辺の方が対象になります。
✔︎自分のスネアドラムを持っていないドラマー
✔︎スネアドラムを持ってはいるけど、毎回は持ち歩かないドラマー
このあたりの初級から中級のドラマーに向けて書いていきます。では本題に。
まず叩く
スネアドラムもドラマー同様に本当に千差万別で、同じ型番のでも状態や貼ってあるヘッド、スナッピーの張り具合などで大きく変わります。
なのでまずオススメはまず、そのままの状態で叩いてみるということです。
これは、人間でいうなら第一印象から「この人はこんな人かな…」とあたりをつけるのに似てますね。非常にアナログなお話ですが、このフィーリングを私はとても大切にしています。
このときに強く叩くリムショットと、弱く叩くダブルストロークの両方を叩いてみると良いですね。
この時点で、しっくりきたらそれはラッキーということです。
後はバンドで音を出したときに、他のパートの音とぶつからないように微調整すればOKです。必要に応じてミュートもするといいでしょう。
まぁスネアドラムに関しては昔と違って、最近はわりとどこにいってもそれなりにメンテナンスされている事が多いですね。
低めにチューニングしてみよう
そして、次はとりあえずバシッと叩いてみて「しっくりこない」場合。このときはめんどくさいですけど、1からチューニングしないとダメですね。
まずは裏面は、ややパツパツになるくらいに均等にボルトをしめます。
そして、表の打面は低くチューニングするのがオススメです。
なぜなら、しっくりこないときの大きな原因の一つが低音が出ないことなんです。なので、とりあえず「音低すぎかな?」くらいに低くチューニングします。
すると、そのスネアドラムはどういう音が出せるのか?が把握できるのです。
そして後は必要に応じてボーカルの声や音楽のジャンルに合わせて少しずつ高くしていきます。
このときにミュートをしたり、スナッピーを調整したりします。
最近のリハーサルスタジオはガムテープを貸しっぱなしにしてくれるところが減ってきたので、自分のガムテープを持ち歩くといいでしょう。
スネアは使っていくうちに慣れる
そしてここが結論ですが、「借り物のスネアは使っていくうちになれる」ということが起こります。これは間違いないです。
多分叩いていくうちに、半ば無意識的に「自分の出したい音を出せる叩き方」を探していってるのではないかと思います。
なので何が言いたいか?というと、最初叩いて見てしっくりこなくても変にに焦らない方が良いということなんですね。
終わりに
というわけで今回はスネアドラムを借りたときのコツを書いてみました。
本当にこれは初対面の人とどれだけ仲良くなれるか?に似ていて、スネアは一台一台個性があるんですね。
とはいえ、自分自身を振り返ると以前に比べて「初めてのスネアドラム」もすぐに馴染むようになってきました。
✔︎それはおそらくこのようなことが要因かなと思います。
✔︎指が動くようになった。
✔︎音の粒立ちが良くなった。
✔︎少ない動作でスネアドラムをちゃんと鳴らせるようになった。
こういうことですね。
ただこの辺はいわば「奏法」の話なんですけど、まずは奏法の前に今日書いたことを実践してみると良いかなと。ではでは。