ドラム上達方法/ミニマリスト/趣味の話

スネアドラムの「いい音」と身体への「共鳴」の関係について

 
  2020/10/10
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音叉
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ドラム歴25年。都内でドラムレッスンやってます。レッスンを受けていただくと、初日でドラムが叩けるようになります。ミニマリストでもあります。
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はじめに

今回はドラムのお話。今回は「いい音のスネアドラムってどうやって叩くの?」ということを考える時の、1つのポイントとなる「身体への共鳴」というテーマでいきましょう。

音叉

ドラマーなら誰しもが「スコーン!」と抜けるような「いいスネアの音を出したい」と思うわけですが、なかなか思うようにいかなかったり、昔の私のように頑張りすぎて腱鞘炎になったり…となかなか「いいスネアの音」って難しかったりします。

 

まぁメタリカやレッチリのドラマーのように、怪力でぶったたけばある程度は「いい音」は出るんですけど笑、じゃあその「いい音」ってどんな音か?というのが今回のテーマです。

 

そこで今回はスネアドラムの「いい音」についての理解を深めるために「共鳴」というキーワードを使ってちょっと掘り下げてみたいと思います。では早速本題に。

 

結論→上手いドラマーは「丹田」に響かせる

まず先にサラッと結論を言っておきますが、良いスネアの音は1発叩いただけで丹田のあたりと共鳴します。正確には下丹田というそうですが、丹田というのはいわゆる「下っ腹」のあたりです。

 

呼吸

要はドラムの音量というのはマイクで拾えばいくらでも大きく出来るんですけど、上手いといわれるドラマーはこのスネアの音を聴く人の丹田に響かせることができるということです。

 

さらに丹田は太陽神経叢という自律神経の束が通っていたり、「腹が立つ 」「腹が座っている」という言葉の言い回しがあるように、身体の中の大事な部分とされています(近年は腸は第2の脳なんて言われてるし)。

 

そしてこれはいくら打ち込みドラムのクオリティが上がっても、ライブの場ではこの「丹田に共鳴する音」は打ち込みドラムでは出来ない技なのですね。

というわけで以下詳細を書いていきましょう。

 

そもそも共鳴とは?

今回のネタ本はちょうど積ん読になってた(kindleだから積んでないけど)こちらの本を改めて読んでみて面白かったのでそこからなんですけど。

もともとは、この本は野口整体という整体の系譜の著者の方が書いた本です。そして本書の中に「整体というのは人間と人間が触れ合って治療していくというものであり、その人間と人間が触れ合った時に”共鳴”という現象がおこる」ということが書いてあります。

 

これを読んで思ったのは音楽もこれに近いかなと。ただ、音楽の場合には人間と人間の間に「楽器」とか「音」というものがワンクッションあるのですが、その楽器や音を介して人間と人間…つまり演奏者と聴き手が共鳴するという点では似ているなと思うわけです。

 

ただ、ここまで書くと何やらスピリチュアル的な感じですが、これを簡単に体感できるものがありまして、それが今回のテーマの「スネアドラムの音」なんです。

 

丹田に響く音と響かない音

で具体的にどうするか?というと、これはスネアドラム自体をしっかり鳴らすことです

しっかり鳴るポイントとして、過去記事には「スティックを当てる深さ」についても書きましたが、他には「チューニングをしっかりやること」と、「腕の重さを乗せること」などがあります。

 

それぞれ書くだけでひと記事くらいの分量になるのでざっくりとご紹介すると、

「チューニングをしっかりやるということ」というのは、要は打面(表のヘッド)の方をパツパツに張らない方が良くて、かといってユルユルでもダメです。このパツパツとユルユルの間で自分なりに探っていく必要があります。

 

あとは叩くときに「腕の重さをしっかりとスネアに乗せる」感じですね。腕の太いドラマーは肘から先で叩いているように見えますが、痩せている人はしっかりと肩から落とさないとこの音は出せませんのでご注意を。

 

おわりに

というわけで、今回は「いいスネアの音」と「共鳴」の関係について書いてみましたが、割と歌をやっている人ってこの辺の話はピンとくるかなとは思います。

 

逆に歌を歌う習慣がなくて楽器だけ引く人はなかなかイメージしにくいかもしれませんが、音が身体に共鳴する時って、怖い人に「オラァ!」と脅された時の感じが割と近いでしょうか…あんまり良くない例えですみません笑。ではでは。

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