ドラム上達方法/ミニマリスト/趣味の話

毎日楽器の練習する時間を取りたいけど取れなくてお悩みの方へ

 
  2021/05/14
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ギター
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ドラム歴25年。都内でドラムレッスンやってます。レッスンを受けていただくと、初日でドラムが叩けるようになります。ミニマリストでもあります。
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はじめに

今回は楽器の練習頻度のお話。

要するに、楽器は毎日練習できる事が理想だとは思うんですけど、なかなか現実的にはそうもいかに部分があると。

 

でも、練習しないと腕がなまるんじゃないかな…と不安にもなる。

こんな時にどうすればいいのか?というお話です。

 

この問題を考える際に、楽器のスキルというものを「表現力」と「運動機能」という風にわけると「練習しない事で下手になる不安」とも上手く付き合っていけるのではないかと。

というわけで本題に行ってみましょう。

まずは結論

ギター

まずは結論を先に書きます。

先ほど、楽器のスキルを「表現力」と「運動機能」に分類しましたが、「表現力は一度身につけるとなくならないが、運動機能は動かさないと衰えていく」ということです。

 

まぁこれも極論言えば何年も楽器に触れていなければ表現力も抜けていきますが、一般論的なイメージで読んでいただければと。

 

つまり、楽器の練習は何をしているか?というと「表現力を獲得しながら、運動機能を上げていく」ということをやっているわけです。

 

そして、楽器の練習をさぼると何が起こるのか?というと「表現力は上がらず、運動機能は落ちていく

」という事が起こります。

 

以上を踏まえて、細かいお話しにいきましょう。

表現力とは?

ドラマー

まず「表現力」についてですが、これは同じ譜面を演奏しても人によって演奏ががらりと変わる事の正体です。

 

具体的には、音のトーンやグルーブの出し方のことですね(もちろん事前準備のチューニングも含まれますが)

 

これらは、一回習得すると(この「習得」というのは、教わっただけでなくて自分の演奏として使えるようになるレベルになった、という意味)忘れませんし、前の状態に逆戻りもしにくいと思います。

 

もちろん、この表現力も段階があります。

 

最初から一流プレーヤーのような表現力は身に付かないし、いくら頑張ってもひとっ飛びでそのレベルには到達できません(ただし天才をのぞく)

 

なので、表現力をすこしづつ獲得していく練習も必要になりますが、一度獲得すると忘れにくい、というのが表現力の特徴です。

 

おそらくこれって、脳の中が書き換えられたのではないかと思うのです。

 

ちなみに、「耳を鍛える」というのもこのジャンルのお話になります。一度「これは上手い演奏だ」というのが腑に落ちるレベルで理解できれば、それ以降、変わることはありません。

 

だから楽器の初心者時代に聴いていた曲なんかを久しぶりに聴くと聴こえ方がかなりかわっているはずなんです。

運動機能とは?

ギター

お次は運動機能のお話し。

 

楽器というのはある意味特殊な運動機能なので、これは練習をサボるとどんどん衰えていきます。

 

私の経験上ですが、楽器に必要な運動機能は、日常の動作がベースにあってその上に発展していくものなのではないかと。

 

なので、たとえ楽器の練習ができなくても、完全な運動不足の状態は避けた方がいいんですけど。

 

それでも、楽器に特化した運動機能の練習は日々続けないとなまっていくわけです。

そしてこれって「基礎」の正体でもあります。

 

たとえば、速弾きができるギタリストや、手数が多く叩けるドラマーだったとしてもこの基礎ができていないと、フレーズがぐちゃぐちゃとまとまりのないフレーズになってしまいます。

そんな細かい部分にもこの運動機能の状態が現れてしまうんです。

 

結論→どっちの機能を鍛えるか?

というわけで、どっちの機能を鍛えていくか?

ということが大切。

 

例えば「週に4時間練習できる」人がいたとします。

そんな人の場合は、まずは運動機能を鍛えるために、地味な基礎練習は最低2時間やる。

 

その上で表現力を上げるために、曲を演奏して録音して聴き返してみる。

そして自分の頭の中の音符がどの程度思うようにイメージできているかを検証する。

 

こんな感じでやるのも一つの方法かと。

 

要するに何が言いたいか?というと、運動機能の維持は絶対に必要という事ですね。

ただ運動機能の維持だけしていても、レベルアップはしないので、日々表現力については研究を続けましょう。

というお話でした。

よければご参考までに。ではでは。

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