不眠の解消に音楽は有効なのか?を検証してみました
今回はミニマリズムなお話。テーマは「睡眠」。ミニマリスト本を読み漁っていると、ミニマリストは睡眠にこだわりを持っている人が多い気がしますので。
そして今回書きたいのは「音楽は睡眠に有効なのか?」なんですが。私は特に睡眠の専門家ではないのであくまで私の体験と主観に基づいてなんですけど。まぁ睡眠のハウツーについては星の数ほどあるので今さらここで月並みな事を書く意味もありませんし笑。
ただ、私は「横になったらすぐ寝れる」タイプの人間の間逆のタイプなので、これまでもいろいろ考察して失敗たりと、試行錯誤はしてきたので何か参考になればな、と。
まず結論。「寝る目的での音楽をかけることの効果は薄いか、かえって逆効果」。
これが今のところの私の持論です。もちろん「音楽をかけて眠れた時」もたくさんありましたが、それは何か別の要因で眠れたのではないかということです。
では本題に行きましょう。
ここ最近の(ざっくりですみません)、ビジネス書や自己啓発書では、睡眠はしっかりとるべきというのが主流のようです。
ちょっと予備知識ですが、睡眠には自律神経のスイッチを切ること…つまり身体を副交感神経モードにすることが大切です(つまり身体がそうならないと眠れない)。
なので、なんか気分がイラついたり、逆に楽しくなっちゃったりということが寝る間際に起きる…つまり身体が交感神経モードになると困ったことにベッドに入っても眠れないということです。
そして我々、音楽をやっている身としては「音楽を聴いていれば身体や頭がリラックスして眠れるのでは?」という思考にたどり着くのもまぁ自然な流れだとは思います。
しかし、ある程度楽器をやっていると音楽の「聴こえ方」って変わってしまうのです。試しに、自分が楽器を本格的にやる前(たとえば中学生のときとか)に聴いていて、久しく聴いていなかった曲など引っ張り出して聴いてみるとわかると思います。
つまり曲を聴いているだけで、「ここのコード進行はこうで…」とか、「この曲のドラムのフレーズは…」とか「このシンセはあのメーカーのあの機種か…」とか、ついつい考えてしまいます。
また楽器をやっていない人でも、その曲にまつわるエピソードやら思い出が浮かんできて…余計な考えが頭に入ってきたりする可能性も考えられます。
もちろん睡眠のための音楽も数多く存在するので、メカニズムとしては睡眠時に現れる脳波(α波、β波よりも周波数が低いもの)がうまく誘発されるような仕組みになっているというメカニズムはわかりますが…私はあえて何も聴かないという方法を今回は提案してみたいと。
そう、要するに大事なのは「頭を空っぽにすると」いうことであり、「頭を空っぽにするということは」、時間の流れ、つまり過去や未来について考えを巡らせないということに近いかなと。
こう書いていると今流行りののマインドフルネスに近いものがあると思いますが。
多分それに近いでしょう。ただマインドフルネスは、「今ここ」に感じている自分の感覚にひとつひとつ丁寧に注意を向けたりしますが、今回の話はそこまでではないかなと。
まぁ私の主観というか妄想ばかり書いていても説得力が薄いので笑、今回の参考文献はこちら。詳細は本を読んでいただければわかると思うので、今回の内容とどこがリンクするかというと、この本のタイトルの「夕方」というキーワード。
つまり、良い睡眠をとりたいなら夕方からの周到な準備が必要ということですね。なかなか夕方からの準備は難しいにしてもぐっすり寝るための準備をすることが重要だと私も考えます。
要は家に帰ってから寝る準備にはいるのではちょっと遅く、帰路に就く段階で自分に余計な「ノイズ」を入れないことが大切。(ちなみにノイズって何?て方は過去記事をご覧ください…)
で、最後に具体的な方法をいくつか書くと…
■夕方以降は白色の照明のきついところに長時間いない
■自宅は間接照明のみにする
■帰宅時も耳栓をして無駄な音を入れないようにする
■仕事を家に持ち込まない
■自分が楽しくならない考え事をしない(楽しくなることを考える、ということではないです)
…などなど。
これらの寝る準備によって体内の様々なノイズが少なくなって、空っぽになってきたところでベッドに入るということですね。
上記はあくまで一例なのでいろいろアレンジの可能性はあると思いますが、ポイントは環境から受け取るノイズ(外的なノイズ)と自分の中の無駄な思考(内的なノイズ)を寝るまでになるべく空っぽにしてみるといいのではないでしょうか。
ドラムもやっぱりコンディションにかなり左右されるので、良い睡眠をとって良い演奏がしたいものです。興味を持った方はぜひお試しください。
ではでは。