ドラムをスマホで録音する時に気をつけたいこと

はじめに
今回はドラムのお話。
テーマは「ドラムをスマホで録音するときに気をつけたいこと」ですね。
対象は初心者向けかなと。
本当はドラムを撮るにはひとつひとつのパーツにマイクをあてがって、さらに「エアー」と呼ばれる様に、ドラムの音全体を左右の頭上のマイクで録ります。
という感じでドラムの録音は大変なんですけど、スマホで撮って気軽にSNSにあげるくらいならスマホでも十分。
ただし気をつけないといけない事もあるかなと。というわけで前置きはこの辺で本題に。
結論→音量差に注意
結論は「音量差に注意」と言うことです。
要するに自分では普段通りに叩いていても、録音はスマホのマイク一つでやるので、音量差が出てしまう。
大きな音で録れるのがシンバルとスネアで、逆に小さな音になるのが、バスドラムとタムタムですね。
まぁこれはドラムセットの特性なので普段から意識したいところではありますが、スマホの録音になるとより目立ちます。
中でも厄介なのがタムタムですね。
バスドラムはまぁ意識して、気合を入れればなんとかなりますが、タムタムの迫力が耳で聴いた時と録音で、聴いた時では全然違う。
要はかなりショボくなる。
特に、メタル系ドラマーが使う様なツインペダルとのコンビネーションフレーズは悲しいほどに軽くなってしまいがち。
というわけで、結論が長くなってますが要は、タムタムの迫力が大幅にカットされるのが一番の問題だと思います。
そこでその辺の改善策をご紹介。
タムタムを使わない
いきなり身も蓋もない話ですが、タムタムを絡めたフレーズを使わないのも一つの方法です。
まぁ単発の「ドン!」みたいなフレーズはいいとして、さっき書いた様なコンビネーションフレーズはなしにするとか、ですかね。
これはなぜかと言うと、メタル系のフレーズはトリガーというエフェクターをかましてカッコよく聴こえる様になっています。
例えるなら、エフェクター無しでエレキを弾いて、全然CDみたくならない!と嘆いているのと同じです。
とはいえ、それでもタムタムがないとちょっと成立しないんだけど…という方のための根本的な解決策を次にご紹介。
タムタムをちゃんと鳴らしたい時は
それでもちゃんとタムタムを鳴らして録音したいときは、指を使うことをオススメします。
要はタムタムは、大きな音が出しにくい上にリバウンドが弱い。
つまりドラムセットの中でも速くて強い連打がやりにくい楽器です。
更に速いテンポの連打となると、一打一打にかけられるパワーも落ち更に音が軽くなる。
そんな時は叩くときに指をちょっとだけ開いてみると、速くて大きな音が出ます。
普段がこのくらいだとしたら。
叩く時はこのくらいにしてみます。
こうすると速いフレーズも音が軽くなるのを防げますね。
後は、スマホマイクで1発録りするときはチューニングも大事。
打面である表のヘッドを張りすぎると途端に音が軽くなるので、表はちょいゆるめにして、裏面で音色を作ってみるといいかなと思います。
終わりに
というわけで今回は、スマホでドラムを録音するときのポイントをお伝えしました。
要はこれって「ドラムセット全体のバランスを考えよう」ってことなんですね。
せっかくいいフレーズ叩いても聴き手にその熱量か伝わらないと悲しいので、打楽器の集合であるドラムの音のバランスは常に考えておくとよいですかね
ではでは。