スネアドラムのミュートが大切な理由を書いてみました
2020/04/05

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はじめに
今回はドラムのお話。
テーマは「スネアドラムのミュートについて」です。ミュートは過去記事でも書きましたが、今回は特に「自分の演奏イメージと実際の音を近づけるためのミュート」というテーマでいきたいと。
つまりどういう事かというと…ドラムで要となるのは「3点」と言われる「バスドラム」「ハイハット」「スネアドラム」なんです。
ただ借りもののドラムだと、まずハイハットとシンバルの調整は難しい。
なので、唯一調整できるのがスネアドラムなわけです。
「じゃぁなんでスネアドラムを調整するといいのか?」という事ですが。
頭の中でいくら「こう叩こう」と思っていても、実際に叩いて聞こえる音がイメージとずれていると、そのずれている楽器に引っ張られてしまうことが起きます。
なので、スネアドラムのチューニングやミュートに気を配ることはそういった面でも大切なわけです。
というわけで今回のお話は中級者以降のドラマーにとっては割と当たり前の話でありますが、「ミュートが大事って聞くけど…した方がいいのかな?」という割と初級者な段階のドラマーの参考になればと思います。
では長くなりましたが本題に。
スネアドラムのミュートとは?
スネアドラムの音は「チューニング」と「ミュート」によって音が決まります。
「ミュート」とは簡単にいうと、打面の一部の振動を止めることなんですけど、試しにこのように、スネアドラムの端っこの部分にガムテープを貼ったり…

ガムテープの間にティッシュを挟んだりすることです。

打面をの一部を止めるので、音の長さは短くなりますし、音色も詰まったような音になっていきます。
ミュートは色々失敗してみよう!
ミュートについての方法は教本や動画などにたくさん出回っていますが、ミュート初心者はまずは色々やって失敗してみるのがいいと思います。
要するにスネアドラムの縁にガムテープを貼るのも立派なミュートですし、この様な「リングミュート」をスネアの打面におくのもミュートです。
どちらにせよ大事なのは「自分が目指すべき音の基準」を持つことかなと。
つまりCDという「製品」になっているドラムの音って、マイクを通した上にPCでバッチリ加工された音なのでそれだけ聴いていると「自分が目指すべき音」は決められません。
なのでなるべく上手いドラマーが叩いているミュートされた生音を聞く機会を増やすといいかなと思います。
そういった意味ではローディーという言わば「ミュージシャンのインターン制度」は理にかなっているんですけどね(なぜならプロの演奏を真横で聴けるから)。
それが難しければ「素の音で撮られた」動画とかでも参考にはなるかなと思います。
スネアドラムに演奏が引っ張られる?
で本題です。
例えば爆音で叩きまくる音楽なんかはミュートしなくても支障がない場合がありますが、割とタイトな音楽はスネアドラムをミュートをしないと非常に演奏しにくいことがあります。
具体的にいうと、ハイハットとバスドラムは頑張って自分なりにタイトな音を出していても、スネアドラムが「ズォオン!」となっていると、全体的にそっちに引っ張られてしまうという危険性が出てくるからです。
なのでこれを「演奏法のみ」で修正しようとすると、身体がちぐはぐな動きになったりもします。
つまり何が言いたいかというと、ドラミングが曲としっくり来ない時は、一旦スネアドラムに目を向けてみてみるといいです。
具体的には「奏法の改善の問題」なのか、「チューニングの問題」なのか、「ミュートの問題」なのか考えてみるといいかもしれません。
終わりに
というわけで今回はやや内容がとっ散らかりましたが。
もう一度まとめると、「スネアドラムの音が曲に合っていないと非常にやりにくいのでミュートを積極的に活用しよう!」ということです。
その点でガムテープはミュートにも使えるし、バスドラムのズレも固定できるしドラマー的には常に持っておきたいアイテムです。
ただし、ミュートをしないほうがいい場合もあるので、その辺は思考停止せずに常に試行錯誤をしてみてください!
ではでは。