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【書評】『「好きなこと」だけして生きていく』心屋仁之助・著

 
  2020/04/21
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好きなことだけして生きていく
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ドラム歴20年以上。都内でドラムレッスンやってます。レッスンを受けていただくと、初日でドラムが叩けるようになります。シンプルライフが大好きなミニマリストでもあります。
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はじめに

今回はこちら、TVなどでもおなじみの心理カウンセラー・心屋仁之助氏の「好きなことだけ生きていく」という本。

好きなことだけして生きていく

これは心理学の内容というよりかは自己啓発書の色合いが強い本かなと思います。なのでこの手のジャンルの本を読み漁ってきた方にはすでに周知の内容かもしれません。

 

それは何かというと…「自分のワクワクする好きなことをやっていけば気がついたら成功している」ということです。

 

もちろん「そんなうまい話あるわけないだろ!」と思う方もいるかもしれません。

しかし、こういった抽象的なことって理解するのが非常に難しい。

 

なぜなら例えばある分野の専門書を理解しようと思ったら、その学問の分野の基礎から勉強を始め、専門用語を理解して、その学問の構造を体系的に理解して…と少しづつ積み上げていくことができます。

 

しかし、「自分のワクワクする好きなことをやっていれば成功する」という一見して小学生にもわかるこの言葉はそう、「簡単すぎて理解できない」のです。

 

ではどうすればいいか?というと、その言葉の裏に隠れた真意を探り、自分で実際に行動に移し、自分の身体に落とし込むしかないのかな、と思います。

 

もちろん音楽をやる人も世間的に評価される人はほんの一握りですから、常にこの「好きなことだけしていきていきたい」問題に苛まれている人は多いです。

 

まぁ私のことは今回は棚の一番上に上げまして笑、今回はそんな「好きなことだけしていきたい」方達に、少しでも参考になればと思います。では本題に。

 

因果関係とは?

まず本書を読み解いていく上でポイントとなってくるのが「因果関係」というキーワード。

 

本書にはとりたてて「因果関係」という言葉は出てきませんがこれを知っておくとより本書の理解が深まると思います。

では因果関係とは何でしょうか?

例えば、「暴飲暴食をした→体調を崩した」という場合は「暴飲暴食」が原因で「体調を崩す」が結果ですね。

他には…

「自分の収入以上にお金を使いすぎた→お金がなくなった」という場合は、「お金の使いすぎ」が原因で「お金がなくなる」が結果です。

このように物事の結果というものは「原因があってそれに伴った結果が起こると」いう因果関係が因果の法則です。

 

”当たり前”とされている因果の法則を疑ってみる

しかし本書では一貫してこの「因果の法則」を心地い良いほどに打ち砕いていきます。

もちろん、先ほど紹介した「暴飲暴食をした→体調を崩す」といったようなことはその通りなんですけど笑、

 

私たちが「当たり前」と思い込んで行動している因果の法則は実は違うのではないか?というところに一石を投じているわけですね。

 

これからいくつか引用してご紹介しますが、このブログ的には「決してこれが世の中の真理である!!」という断定調の言い方はしません。

 

ただ、「自分が、そして世間が当たり前としている」因果の法則はちょっと別の見方から見てみると何か別のヒントが見えてくるのでは?と思いまして、そんなテンションというか立場で今回はご紹介しまします。

 

不思議な因果関係

では本書で紹介されている「不思議な因果関係」をご紹介していきましょう。それは

「努力しない→報われる」です。

 

もちろん普通は「努力する→報われる」ですよね。本書ではその逆のことが書いてあります。

 

この「努力すれば報われる」という因果関係の背景には「自分が頑張ならいと認められない」という考えがあるとされています。つまり「頑張らない自分には価値がない」ということです。

 

まぁこういう人結構いそうですね。ただ「頑張った→認められた」という因果関係は運や時勢、その時の条件によって常には成立しません。

 

すると「頑張っても認められない」という事態が起こりえます。

そうなると「自分は認められない→自分を認めていない人は世間も認めない」という因果関係が成立します。

 

…ちょっと頭がこんがらがってきましたが笑、ではどうすれば良いのか?

それが「頑張ってみるのをやめると、なんか知らないけどうまくいく」という逆の因果関係が成立する、ということが書いてあります。

では「頑張るのをやめるとどうなるか?」そう、「好きなことばっかりやるようになる」ということです。

 

そして好きなことなので「頑張る」という意識なく、気がついたらやりすぎていて周りより頭一つ抜きんでていた上に、周りから見てもとても楽しそうな魅力的な人に見えて、世間からも評価されるようになる、ということらしいです。

 

「じゃぁ毎日パチンコばっかりしていればいいの?」みたいに思う方もいると思いますが、本書では「好きなこと」と「楽なこと」を切り分けています。

 

なので、パチンコが「楽なこと」ではなく「好きなこと」だったらその人はパチンコの分野できっと成功するでしょう。というのが本書のロジックです。

 

終わりに

というわけで今回は本書のエッセンスだけご紹介しましたが、この他にもいろんなお話が書かれていてかつサクッと読めてしまうので興味を持った方はぜひ。

 

ただ冒頭にも書きましたがこれの実践は「かなり難しい」ことです。

なぜなら私たちは親や学校教育で「好きなことだけしたらダメ」ということを刷り込まれているからです。

つまり何が言いたいかというと、いきなり大きい行動に出る前に、小さいことからこの真逆の因果関係を実践してみるといいのかな、と思います。

ではでは。

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