ミニマリストなドラム講師によるドラム論と音楽論。

「テクニックがあるドラマーVS表現力があるドラマー」というお話

 
  2019/08/13
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ドラムセット
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ミニマリストの視点と心理学や物理学を使って「最速最短でドラムが上手くなる」レッスンをしているドラム講師です。
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はじめに

今回はドラムのお話。テーマは「手数を増やしたい」と思うドラマーに向けて。

ドラムセット

ここでいう「手数」というのは、要するにドラムソロやフィルなどで叩きまくれる人の事です。今回はこの「手数が多いドラマー」と「テクニックがあるドラマー」と決めて話を進めます。

 

ドラムがある程度叩けるように叩けるようになると、どうしてもテクニックに興味が出てきてくるのですが、もちろんテクニックを増やそうと練習に励むのは悪いことではありません。

 

ただ、テクニカルなドラマー”一直線”になると「ある事実」を見落としてしまうということです。

 

そんなわけで今回はこの「ある事実」を踏まえた上で、「手数を増やしたい」というところから出発して「自分はどんなドラマーになりたいのか?」と自問自答をし続けるドラマーのヒントになればと。では本題に。

 

結論→手数が多いドラマーはいっぱいいる

この「ある事実」というのは、「手数が多いドラマーはいっぱいいる」ということです。

 

この「手数が多い」というのは何と比べているのか?というと、「表現力豊かなドラマー」比べて、ということです。

 

つまり私が思うにですが、「手数が多いだけのドラマーになるより、表現力が豊かなドラマーになる方がむすかしい」のではないかということです。もちろん両方できれば最強なんですけどね笑

 

ということなので、以下ではもうちょっと詳しく話していきます。

 

手数の多さと表現力の豊かさの比較

まずは、それぞれの言葉の意味をもう少し具体的にお話しします。

①手数が多いドラマー

これは「6連符や32分音符を曲にぎゅっと詰め込んだり」、「高速でツーバスプレイを絡めたり」とという様に「とにかく早いスピードでたくさんの音を鳴らせるドラマー」というのが1つあります。

 

もう1つは「ひたすら難解なフレーズを叩けるドラマー」もこれに当たります。ただ「ドラムでいう”難解”ってなに?」と思う方もいるかもしれません。

 

これはドラムの場合は、「両手両足をいかにバラバラに動かせるか?」というのが「1つの難解さの指標」になります。

専門用語では4WAYなんて言われたりもしますが、両手両足をバラバラに動かすフレーズを軸として、そこに細かい音符を高速で詰め込めれば、難解なフレーズを叩ける「テクニカルなドラマー」ということになります。

 

②表現力が豊かなドラマー

これは例えば「譜面の上では」単純な8ビートを叩いても「何かすごいドラマー」、もしくは単純なシングルストロークのフィルでも「すごく心地よいドラマー」とか…究極的にはドラムセットに座っていなくても「何かすごい人」笑。

 

これは、決して「フィーリング」「歌心」「才能」という言葉で済む話ではなく、一音一音の音量やトーンのコントロール、機材のチョイスやチューニングのうまさ、呼吸の仕方や身体の使い方など…無数の要素を瞬時に操れるスキルと言えます。

 

で、今回はこのどっちが良いとか悪いとかいう話ではなく、②の様なドラマーになる方が圧倒的に難しい、ということをテーマに話をさらに進めていきます。

表現力が豊かなドラマーになる方が難しい理由

というわけで、本題に戻りますが「手数が多いドラマーより表現力が豊かなドラマーになる方が難しい」のはなぜか?

 

それは「明確なわかりやすい練習方法がないから」です。

トレイル

つまり手数を増やす練習は楽譜をみるなり耳コピをするなりして、ひたすらそのフレーズを練習します。その練習の過程で必要なテクニックがあれば(例えばパラディドルとか)そこを抜き出して練習します。

 

こんな感じでやることがハッキリしてます。しかし表現力を上げる練習というのは、明確な練習方法がありません。

 

明確な練習方法はないんですけど到達点としては「ドラミングのイメージを脳内に植え付けること」かなと思っていて、そのイメージを再現するために必要なことを探って、練習すべきことを決めていく感じになります。

 

*ここからは小難しい話になるので読み飛ばしてもらって良いんですけど(と、書くと読みたくなりますよね笑)、

 

「手数の多いドラマー」になる練習方法はひたすら「積み上げ」型、つまり「ボトムアップ(帰納法的)な練習方法」に近いかなと。それに対して「表現力が豊かになるドラマー」になる練習方法は「1つの正解を目指す」型、つまり「トップダウン(演繹法的)な練習方法」に近いですね。

 

なので、「自分の今の練習はどっちのタイプなのか?」を常に考えてみると良いと思います。

終わりに

というわけで、「手数が多いドラマーと表現力が豊かなドラマー」を比べると、表現力が豊かなドラマーの方がなるのは難しいと思います。

 

なるのが難しいということは絶対数は少ない(実際に調べたわけじゃないからわからないけど)という理屈が成り立ちますね。ということは「バンドにも重宝されるドラマーになれる」ということです。

 

ただ再三言いますが、両方できれば最強です笑。なので野心溢れるドラマー諸氏はぜひ両方目指しましょう!ではでは。

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