全ジャンルのドラマーが必聴の「世界一上手いドラマー」の一人をご紹介!

はじめに
今回はドラムのお話し。テーマは「全ジャンルのドラマーが効いておいたほうがいいドラマー」のご紹介です。
このコロナ騒動の自粛でライブもできないしスタジオすら行けなくて、家で満足な練習が出来ないドラマーにとってはさぞかしモヤモヤした毎日だと思いますが。
そんな時こそ、しっかりインプットの時期と割り切って知見を広めるのもいいかなと思います。後は家で筋トレはしといた方がいいですよ(やり方は過去記事参照)
というわけで今回は、そんな勉強熱心なドラマーのためにぜひご紹介したいドラマーがいるので書いていきます。
有名すぎてみんな知ってるかと思ったら意外と知らない人がいたので、よければ続きをご覧ください。では本題に。
上手いドラマーは誰だ?
プロドラマーで誰が一番上手いか?という議論はあるレベルから上にいくと、そもそもジャンルやスタイルが違うので決めれません。
これは例えるなら、寿司と焼肉、どちらが上手いか?みたいなことです。
しかし、それを差し置いても上手いドラマーはいます。もう、故人なので正確には「いました」かな。
それがTOTOのドラマーだったジェフ・ポーカロです。1992年に38歳の若さで亡くなっておりますが、セッションドラマーとしても活躍していたので調べてみるとTOTO以外にも膨大な数の作品に参加しています。
http://jeffs-world.digick.jp/column_grp/nakerujp_grp/nakeru_jp.html
YouTubeで探してみるとドラムソロの動画はほぼありませんでした。フィルを叩きまくるタイプよりかは、バンドの演奏を引き立たせるプレイスタイルのドラマーですからね。
教則DVDは一つだけ
ただ生前に残したオフィシャルな教則DVDは(多分)一つだけです。
このDVDをみるとジェフポーカロがいかにすごいドラマーだったかがわかります。
現代のドラマーのように信じられないスピードで叩きまくるドラムではなく、フレーズもツーバスやポリリズム、変拍子満載のような複雑なモノではありません。
しかし見ていただければわかるかとは思いますが、チューニング、音色、タイミング、ダイナミクス、繊細さなど、全てが異次元です。
ドラムの教則というよりかは、これだけ聴いていたいと思えるような作品です。
またスティックの振り幅がそんなに大きくないのに、太い音を出しているのもかなり参考になります。
みる限りそんなに太いスティックを使ってはいなさそうなのでおそらく、チューニングと身体の使い方でこのような音を出しているのでしょう。
オススメ曲
というわけで、最後にオススメ曲を紹介。
知っている人なら皆口を揃えて「ロザーナ」というと思いますが、これはかなり難しいことをさらっとやっているので、入門というよりかはジェフポーカロを聴き込む時の曲なのかなと思います。
なのでお勧めはTOTOの「Afraid of love」ですね。
一見して昔のハードロックっぽいですが、ドラムのキレの鋭さや、ハイハットやライドシンバルの音色や叩き方は圧巻です。
このアルバムに入っているのでぜひイヤホンなどで聴いてみて欲しい一曲です。
終わりに
というわけで今回はジェフポーカロのご紹介でした。
ドラムが叩けないでフラストレーションはたまりますが、こういう時こそ「ドラム耳」を鍛えるチャンスと開き直って日頃できないインプットをいろいろしていきたいモノですね。
ではでは。