ドラム初心者がスティックの持ち方で気をつけたい「チップの間隔」について

はじめに
今回はドラムのお話。
テーマは「ドラムスティックのチップ(先端)の間隔」について。
スティックの先端は丸くなっていて「チップ」と呼ばれています。
そしてドラムを始めたての段階だとこのスティックのチップの間隔がうまくとれていないことがあります。
この原因としてはいくつかあります。
- 「脇の開け方」がうまくできていない
- スティックを握りこんで持っている
- 上半身が力んでいる
またスティックのチップが近すぎると、お互いがぶつかってしまいミスが起きやすくなったりします。
なのでこの問題はなるべく初心者のうちに直しておいた方がいい事だったりします。
そんなわけで今回は特にドラムを始めたばかりの方のご参考になればと思います。
なおスティックのチップの間隔については「叩く楽器別」に考えた方がわかりやすいと思うので、楽器別に分けてご紹介します。
では本題に。
スネアドラムを叩くとき
まずはスネアドラムの時から考えた方が取り組みやすいと思います。
よくありがちなのが、このように間隔が近くなったままで叩いている場合。
ここで注目したいのが、スティックが並行になっているということ。
なので、スティックがハの字型になっていればまだOK。
ではなぜこのようなことが起きるのか?先ほども少し書きましたがもう少し詳しく書いていきます。
おおまかにいうと「上半身の力み」が原因です。要するに「ドラムスティック」という慣れないものを持つために、上半身がこわばって縮こまってしまうんですね。
上半身が縮こまると、脇が閉じてきてスティックを握りこむ持ち方になりがちです。
とはいえ、上半身がそこまで緊張せず脇がちゃんと開いていても、スティックのチップの間隔が近くなることはあります。
この時の原因としては「スティックを手先だけで振り上げて叩いているとき」ですね。
要するに「ドラムは身体全体を使って叩く」イメージがまだできてないときにこうなりやすいんですね。
この状態の時はスティックを指で握り込んでしまう事が多いです。身体の動きが悪い方に連動してしまうんですね。
タムタムを叩くとき
スネアドラムに関してある程度クリアできても、タムタムに移るとまたチップ同士が近くなってしまうことがあります。
この原因としては、上半身の動きが固まっているときです。
つまり「スネアドラムを叩くときの姿勢」で他の太鼓を叩こうとしているからなんです。
なので、コツとしては自分が叩こうとしている太鼓の方向に身体を傾けると良いです。
これもやりすぎると不自然になるので、ちょっとだけで大丈夫。
ハイハットを叩くとき
自分の動画ですいませんが、このような16ビートと呼ばれるリズムの時に特にチップの間隔が近くなりがちです。
間隔が近くなってしまうと身体の可動域が狭くなってしまい、リズムがぎこちなくなったり多彩な表現が出来なくなってしまったりします。
ちょっと広めくらいの間隔で叩くといいでしょう。
どうすればいいのか?
で結局どうすればいいの?ということですが。
ポイントとしてはまずは「間隔を広めにとるように意識すること」ですね。
意識することで、自然と上半身のフォームもリラックスしたものに近づいていくと思います。
ただ注意点としては、「チップの間隔は近くなったりもする」ということです。
これはドラムの時の身体の使い方全般にも言えるのですが「ずっと同じ姿勢」というのは基本的にはないんです。
ただ最初のうちはチップの間隔を広めにとって、慣れてきたら「間隔を自由に変えること」を目指していくといいかなと
おわりに
というわけで今回はドラムスティックのチップ(先端)の間隔についてのお話でした。
ちなみに同じようなテーマで「ドラムスティックの先端(チップ)がぶつかることへの対処法とは?」という記事も書いてるのでよければ合わせてどうぞ。
ではでは。