初心者がやりがちな「間違った」ドラムの練習方とは?

はじめに
今回はドラムのお話。テーマは「間違った練習法」についてです。
よく楽器やスポーツ、勉強などの「上達度」を語る時に「成長曲線」というものが例に出されます
これは簡単にいうと「最初はいくらやっても上達しないけど、ある時から急に上達する」というお話です。
ただ私が思うにこれって「正しい練習をしてこそ」という条件があるかなと思います。なので「楽器を10年もやっているのに、上達しないから成長曲線は嘘」みたいな理屈はちょっと違うんですね。
「じゃぁ正しい練習ってなんなの?」ということは、このブログの積もり積もった過去記事を見ていただければいいんですけど笑
「間違った練習」についてはそんなに書いてこなかったなと思いまして。そこで今回は私がこれまでやってきた「間違った練習法」について恥を忍んで笑、ご紹介したいなと思います。
これを読んでぜひ反面教師にしていただければと。では本題に
①自室でエレドラで6時間練習する
一番はこれですね。要するに害にはならなくても「時間の無駄」でした。ただ当の本人は「こんなに練習してやった、すごい!」見ないな思い違いをしていたので、厄介です笑。
生ドラムを叩くのためのエレドラ(練習パッド含む)の練習は「指先の感触の確認」「手順の確認」ということが目的なので、せめて2時間くらいにして、後はスタジオ代や楽器代を稼ぐためにその時間バイトでもした方がよたったですね…。
自宅でツインペダルの練習をする
これも上の話ととちょっと似てます。私はマンションにした住んだことがないので、当然ツインペダルの練習といっても近隣の騒音を気にして「そっとペダルを踏む」ということになります。
ドラムのペダルはバスドラムを「打ち抜くように」力をかけないといけないのですが、これだと「足を股関節から持ち上げるクセ」がついてしまう危険があります。
どうしても自宅でやりたいときはカカトから動かすならまだありかな…。(足つりそうですけど)
ひたすら難しいフィルインだけを練習する
一時期「難しいフィルイン至上主義」みたいになっていて、ひたすらドラムマガジンなどから16分音符と32分音符で埋め尽くされたフィルの部分だけを繰り返しリピートしていました。
難しいフィルインが意味ないのではなく、難しいフィルインだけを切り抜いて練習することが無駄だったなと思います。
なぜなら、難しいフィルインは全体の曲の流れ場に自然と発生するものなので。仮に難しいフィルインだけが叩けるようになっても使いどころが微妙、ということが起きてしまうのです。
重い靴を履いて練習する
これも経緯は覚えてないのですが、服に合うからとかいう理由だったと思いますが、「脚も鍛えられるし一石二鳥!」みたいな感じで重くて大きい靴を履いていて、そのままツインペダルの練習をしていたら、左の腰がかなり痛くなりました。
ドラマーは靴の軽さは吟味した方が良さそうです。
ライブ前に酒を飲む
過去記事「酒に酔ってドラムを叩くと、音楽の”本質”が見えてくる!?」にも書きましたが、お酒を飲むと緊張が解けるためか音楽の聴こえ方が変わって「感じ方的には」いいんですけど。
確実に心臓に悪そうなので、オススメはできません。あと「聴こえ方はよくなる」んですけど、ミスも増えやすくなります。
終わりに
というわけでまだまだ掘り起こせばあるような気がしますが、とりあえず今回はこの辺にしておきましょう笑。
ただもし時間がある方は、これらのことは身体を傷めない範囲でやってみると、反対に「やった方がいい練習」のイメージもクッキリとすると思います。また今回ご紹介したのは「私にとって」ということなので万人に当てはまるものではありません。
体験は文字で読んだだけでは実感できないですからね。ではでは。